ファミリー区分投資の質問と回答
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昨年の9月にリリースした区分投資の教材。
おかげさまで160名以上の方に参加をいただきました。しかも、その7割以上がアップグレード版(高い方)ということで、年明けの今でもUG版の特典である個別コンサルなどをこなしているところです。
ファミリータイプの区分マンション投資をしていくにあたって、割と似たような質問が集中する傾向があるので、今日はその話をします。
教材を買わない人でも、読んで役立つのではないかと思います。
◆自己資金系の質問
まず「自己資金がたくさん要るのではないか」という点。
ぼくは、10億円の区分を買うにあたって、8億5千万円くらいの融資を受けています。差額が拠出した自己資金ということになります。(+諸費用)
自己資金をより少ないままで規模を増やそうとする場合、もう少し高い利回りの物件を買う必要がありますので、
・築年数が古いものも対象にして、耐用年数超えの融資も獲得していく
・実需との差額は取りづらいが、より郊外の物件を狙う
のどちらかのアプローチが必要です。
何かを求めれば、他の何かを妥協しなければならないのが不動産投資です。
キャッシュフローがもっと必要・・という場合も同様ですね。
◆投資エリアについての質問
ぼくが横浜を中心に、それなりの都市部でやっていることに絡んで「○○県でもできますか?」という質問も多かったです。
これについては「ある程度の賃料単価が取れるエリアが望ましい」と回答しています。具体的に言うと、65㎡(20坪前後)で10万円くらい。
それを下回ると「エリア的に実需と収益物件の差額が小さくなっていく(割合は同じでも実額が減る」「管理費やリフォーム費用が収支を圧迫しやすい」というデメリットが目立ってきます。
一方、郊外でグロス単価(それに伴う賃料なども)が低くなるほど、賃貸の利回りが上がり、キャッシュフローは出やすくなるという利点が出てきます。これも「バランス」を考えて検討すべきかと思います。
現在配信されている満室経営新聞では、本当の都心部(23区中心)のファミリー区分を取り扱っている会社さんに取材をしていますが、売却差額は出てもキャッシュフローがほとんど出ません。
「利回り、キャッシュフロー、融資割合(LTV)」を優先していくと、「エリア、価格上昇の期待値、実需との差額」が失われていく訳です。
◆融資付かない!系の質問
セミナー中でもお話していますが、区分マンションの融資を継続して受けていくためには、サラリーマン投資家を脱却する必要があります。
区分マンションを買って賃貸して、しっかり利益を取って売却した・・という実績があるからこそ、金融機関は「それなら次も」と安心してお金を貸してくれます。
しっかりとした決算書を維持する、キャッシュで区分投資を完遂させる、公庫などで(融資割合は低くても良いので)最初の融資を受け実績を作る、他の物件や事業で金融機関との継続取引が既にできている・・など、区分マンションに融資を付ける方法はたくさんあります。
このセミナーは、参加者さんから「区分というより、事業者融資のセミナーだ」という評価を受けたくらい、セミナー中に融資の話をたくさんしていますので、よかったら受講してみて下さい。
まだありますので、次回かもう少し後で続きを書きますね。