自分の会社の社員さんと業務分担

2020年11月26日

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昨日は、社員さんを雇用するメリットについてお話しました。

多くの投資家さんが社員雇用について割と後ろ向きなのは、


・ひとりでも何とか回せてしまう
・社員の雇用は事務所開設がセットになり、負担感が大きい


この2つの理由によるものかと思います。

事務所か社員さんのどちらか片方だけ初めることはできるのですが、週に何回も自宅に他人が来るのはご家族の抵抗があるでしょうし、社員がいないのに別の場所で仕事をする必要性も薄いです。

なので、物事を大きく考えて先行投資をするしかありません。

 

◆社員さんを雇うようになって9年

今日は、ぼくの事務所と社員さんの変遷についてお伝えしようと思います。

自分の不動産法人の設立は2007年。サラリーマンを辞めてから設立した会社なので、当時の属性はゼロ。しばらくは大した規模拡大もできず、仕事も自宅と別会社の事務所(セミナー運営をしたり、満室経営新聞を作ったりする会社)でやっていました。

当時はノートパソコンをカフェに持ち込んで仕事をするのがカッコいいと思っていましたが、打鍵音が大きくて迷惑なのですぐに辞めました。

事務所と社員さんという体制になったのは2011年です。

ぼくの場合は、不動産賃貸だけでなくメールマガジンの発行などで他の売上がありましたので、事業化していく踏ん切りをつけるのに役立ちました。

最悪、メルマガの広告売上だけでパートさん1名くらいの人件費は払えた訳で、他の売上を作るというのは他の大家さんも実践されることをオススメします

 

◆次第に増員、現在4名体制

その後、パート社員さんを1名増員して、雑用と経理をやってもらうようになりました。さらに数年後にパートさんを増員して、管理系の業務をお願いしています。

自主管理している物件の家賃収入が毎月500万円以上ありますので、数%の管理費を払うことを考えると、管理のためだけに社員さんを増員しても全然問題ありません

そして今後の規模拡大をふまえて、今年からもう一人増員して現在は社員さん4名体制です。

契約や決済を月に複数回やっていると、それに伴う付随業務だけでもかなりの負担になるため、新しいパートさんはそういった「契約事務」を手伝ってもらう目的でご入社いただきました。

これで、正社員さん一人で月に4~5件の契約をさばけそうです。

 

◆気になる人件費は?

という訳で現在は


正社員さん:物件購入と売却に関すること全般
パートさんA:経理と庶務(備品の購入など)
パートさんB:物件の管理業務
パートさんC:正社員さんのアシスタントと雑務


という体制になりました。

 

人件費のことは気になると思いますが、パートさんA~Cはいわゆる「扶養の範囲内」でお仕事をしてもらっていますので、それぞれ年間100万円程度。

正社員さんを含めても賃料売上の1割にもなりません。

上述のように、自分の会社は家賃以外でも売上があることと、そもそも払わなくて済んでいる管理料だけでもパートさんを2名以上雇えてしまうことからも、人件費負担は思ったほど大きくないことがご理解いただけると思います。

ぼくの場合は、区分マンションをたくさん売り買いしていることで、普通の大家さんよりも事務負担が大きく、一棟ものを中心に投資されている大家さんであれば、ここまでの人数は要りません。

おそらくは、賃料の5%以内の人件費でちゃんとした体制が作れそうです。

 

ということで、前回の記事も併せてお読みいただき、ぜひ社員雇用、事務所開設といった事業化を進めてみてください。

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