「もう一度やる」と成長を実感できる3つのこと
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幸せを感じるポイントは人それぞれですが、かなり多くの人に当てはまると思われる要素が「自身の成長」ではないでしょうか。
特に、不動産投資に興味を持ったり、こういうブログを読んだりされている方は向上心も強いでしょうから、自分の考え方や行動がレベルアップしているという事実は、家賃収入が増えること以外でも感じられるようになりたいとお感じかと思います。
そこで先日のこんなツイートを紹介します。
◆ある程度の家賃収入を得てからやり直したほうが良いこと3選
1. 金持ち父さんの本を読む
2. 映画「マルサの女」を観る
3.検討した結果買わなかった物件資料を見る当時は理解できなかった内容が府に落ちます。物件資料は「迷っていたのが謎なくらい酷い」とか「買えばよかった」とか出てきます。
— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) 2020年5月31日
この3つはとてもお薦めです。
最初に触れたときには分からなかったことが理解できていたり、当時とは異なる感想を持ったりすることで、自分の成長を実感できるからです。
◆金持ち父さんの言葉は、もっと深い!
まず、最初に挙げている「金持ち父さん」の本は、日本だけでも400万部以上売れた大ベストセラーです。もちろんご存じのことと思います。
しかし、これを投資や経営の経験がない会社員が読んだ時の理解度は、ある程度の経験者が読んだときのそれと比べて50%以下です。(自分の場合)
ですがそこは世界的ベストセラー。誰が読んでも分かったような気になり、そして素晴らしい本だと感じます。
投資をしなければ!資産を買おう!クワドラントの右側に移るんだ!
この程度の理解でも、感銘を受けるには十分ですしね。しかし、投資やビジネスを知り尽くした著者のロバキヨさんが、本当に深いことを伝えているんだということは、
・毎月いくらかの(書籍でいう)不労所得がある
・自分の会社を作っている
・何かしらのビジネスを手がけた経験がある
・確定申告や決算を何度か経験している
くらいの経験をしてから、ようやく分かるようになりました。いま不動産収入があったり法人を設立されていたりする方なら、同じ印象を受けるかと思います。
そしてレベルがもっと上がったら、さらに書籍の内容を深く理解できるようになるかしれません。
◆マルサの女を100倍楽しむ方法(答え:不動産投資をすること)
マルサの女はいいですよー。ぜひもう一度ご覧下さい。
日本の映画史上、アカデミー賞を「最も圧倒的に」獲得した映画ですが、このブログをお読みの方のほとんどが、学生時代にこの映画をご覧になっていると思います。(圧勝ぶりを知りたい方はこちら)
ぼくは中学生でした。当時は消費税がなかったので、まだ1円の納税もしたことがない時代です。それでも面白かった。
しかし今は、不動産売買、納税、決算、場合によっては税務調査など、いろんなことを経験されていると思います。
経験がなくても面白かった伝説的名画を、山崎努さんが演ずる権堂社長(しかも不動産業!)に近い立場でもう一度鑑賞したとすれば・・・当時とは比較にならない、強烈な感動に包まれるはずです。
そして、当時は悪質な脱税をしている権堂社長を「悪者」として捉えていた方も、今だと(脱税はダメですが)理解や共感ができる部分もあるはずです。
コップの水についての名言は、強烈な印象を残しました。
ちなみに、旧ブログでもマルサの女を紹介しています。動画編集まで人に頼んで記事にした力作ですので、ぜひご覧下さい。
◆当時といまを比べて、今と将来も比べてみる。
そして、一棟目を買う前に検討していたような物件の資料を見直すのもオススメです。特に、ある程度のキャリアを積んだ方が3~4年くらい前に検討していた物件の資料を見直すと、気づきが多いです。
何日もかけて検討していた物件が、今なら30秒で見切れたり。逆に速攻で買付をいれられなかった自分を悔いたり。成長の実感と反省の材料になると思います。
あの頃の自分に言いたい。「そんなの楽勝だ」と。
ということは、いま自分が迷ったり悩んだりしている案件や問題も、将来さらに成長した自分であれば簡単に答えが出せる可能性が高いということです。
大きなことに取り組んでいる時も、「実は大したことではない。自分の成長が追いついていないだけだ」と思えるかどうかは、その取り組みの成功度合いや難易度にも大きな影響が出そうです。
せっかく頑張って成長した訳ですから、たまにはそれを実感して自己満足に浸るのも悪い選択ではないですよね。上だけを見て「まだダメだ」とばかり思っていたら、人生楽しくありません。