メガ大家になる方法
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今日は、メガ大家という言葉についてのいろんな小話と、メガ大家になる方法についてお話したいと思います。
◆メガ大家という言葉の由来
メガ大家という言葉を聞いたことのある人は多いと思いますが、元々は2012年に開催した不動産投資イベントで使われた言葉です。
フランチャイズの加盟店をたくさん持っている会社を「メガ・フランチャイジー」といいますが、そこから思いつきました。
なかなか大きく出たタイトルですが、当時はまだ少なかった「ゼロから保有不動産10億円」を達成した4人の投資家さんをお招きしたイベントで、たくさんの参加者さんにご来場いただきました。
メガ大家という概念は元々は「事業者として保有10億円・家賃収入1億円を超えている不動産投資家」という位置づけで、イベントもこの「事業化」に焦点を当てた構成になっていました。
だから、少し前に流行った「複数法人スキーム(サラリーマン属性の無限利用)」で、規模を拡大したような人は、本来の意味でのメガ大家ではありません。
今は「10億保有・家賃1億」的な意味で使われていたり、単に規模の大きい大家さんという概念になりつつありますね。
◆メガ大家の、世間への浸透
言葉自体はかなり一般化したようで、不動産投資本やテレビなどの媒体にに登場するような機会も増えました。
さらにデカい大家さんという意味で「ダブルメガ大家」とか「ギガ大家」という言葉を使ったり、そう名乗ったりする投資家さんもいらっしゃいます。
※完全にバラエティ番組のテロップですが、NHKのクローズアップ現代です。
さらには、金融庁が発行しているオフィシャルなレポートにも掲載されるようになりました。次は辞書に載るかな・・・笑
ちなみに、メガ大家というワードは登録商標ですので、書籍やセミナーのタイトルとして営利目的に利用するには許可が要ります。セミナーの出演者や本の著者が、自分をメガ大家だと名乗るのは構いません。
◆メガ大家になる方法
さて、そんなメガ大家になるための方法ですが、冒頭に書いたように「事業化」がポイントになります。
サラリーマンが兼業として投資をしているという位置づけのままでは、給与収入のバックボーンとして借りられる金額以上の融資を受けることができません。
年収の10~30倍程度で頭打ちになるでしょう。
しかし、本来融資というものは「会社の財務内容」「事業状況」そして「今回のプロジェクトの見通し」をもとに審査をするものです。そして、何百億円もの融資を受けている会社はたくさん存在します。
だから大家さんも、ご自身の賃貸業をちゃんとした「事業」として捉え、法人化はもちろんのこと、決算内容を良くしてきちんと利益を出すことが大切です。
実績作りや金融機関との関係強化には時間が必要です。
メガ大家=賃貸事業の発展は、普通の会社が規模を拡大していくプロセスと変わらず、きちんと売上を上げて利益を出していくことで実現できるでしょう。
だから、他の会社がどういう経営をしているかを学んだりリサーチしたりすることは、不動産投資にもすごく役立つと思います。