仕事で成果を出すための「就業外」活動
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サラリーマンを辞めて10年以上になります。
今の自分があるのは会社員として12年間お仕事を頑張った(&教育された)たまものですし、不動産投資がそれなりに上手くいっているのも、ここで養ったいろんなスキルを活用しているからに他なりません。
賃貸業そのものは、よほどの規模にならない限りはごく短い時間でこなせてしまいますし、特にやりたいことがないのなら、安易に勤務先を辞めるべきではないとも思います。
◆就業時間外の自己投資
ぼく自身は最初からバリバリ仕事ができたタイプではなかったので、人並みにこなせるよう、そして平均以上の成績が取れるよういろいろと研究をしました。
今日はなぜこんなテーマの記事を書いているかというと、下記のようなツイートを見たからです(自分のではないので画像貼り付けでご紹介します)
意識の高い、やる気を促す良いツイートだと思いましたが、割とフォロワーさんが多いアカウントから下記のような反論ツイートが来ていました。
これについて、皆さんはどうお考えでしょうか。
この記事は、どちらかのツイートに正解を出す趣旨ではないのですが、ぼくが新人だった頃の経験を書いてみようと思います。
◆外での時間が成否を分ける
まず、仕事を長時間することだけが「仕事ができるようになる」ための効率の良い方法ではないと思います。
野球選手が走り込みをしたり、陸上選手でも筋トレやったりするようなもので、自分にとっての弱点を補強するような取り組みを時間外にすることは、仕事スキルの強化につながると思います。
その会社で必要な専門知識は就業中に学べるはずですので、時間外にやるべきこととしては
・一般的な仕事術について研究、実践する
・取引先との関係を強化できそうな知識や情報を収集する
・身体を鍛えるなど、自分のスペックを高める
といったところでしょうか。
いわゆる「仕事がイマイチな人」の多くは、書類の作成に時間が掛かったり、メールの処理が下手くそだったり、段取りが悪かったりするので、そこを仕事術研究で改善できれば毎日がかなり楽になります。
また、企業向けの営業マンであれば決算書を読めるようになったり、集客についての知識をつけたりすると、企業の社長と話題を共有することができます。
↑ぼくがサラリーマン時代で一番もったいなかったと思っていることです。毎日のように経営者と会っていたので、自社の売り込みだけじゃなくてもっと実のある話ができれば良かった。
時々見る&ぼくのいた会社にもいましたが、ここでやってはいけないのが「どうでもいい資格の勉強をする」ことです。
リストラされても食っていけるようにという趣旨なのか、何の脈絡もなく行政書士の勉強を始めたり、不動産以外の業種なのに宅建を受けてみたり。
これは会社をサボっての現実逃避に過ぎず、それなら不動産探していた方がマシです。
上記の反論ツイートは、こういう類いの「お勉強」に時間を使う人のことを想定しているのかもしれないですね。
◆効果抜群の「ある習慣」
このブログを読んでいる方の中に「仕事で壁に直面している若手サラリーマン」がどのくらいいらっしゃるか分かりませんが、仕事術の研究とならんで自分が実践して最も効果が高かったのが・・「仕事の日誌をつける」というものでした。
形式は何でも構わないと思いますが、その日にあったことを列挙して「もっとこうすれば良かった」「ここで上手くいった」などのメモをします。
それから、明日や来週、余裕があれば1~2ヶ月後くらいまでの期間に「こういう取り組みをしていこう」という細かい計画を立てるのです。
ぼくの場合は、損保会社の営業として担当している代理店さんが数社~数十社(部署によって違う)ありましたので、それぞれの代理店さんごとに
「親会社の納入先リストを入手して、商品の案内をしよう」
「大口客の住職がいるので、利回りの良い積み立て保険を勧めてみよう」
「もうすぐ大型契約の満期が来るので、早めの挨拶に同行しよう」
などのアクションプラン(格好よく言えば)を作ります。
毎日会社に行って書類の山を手に取り「あ、これをやらなきゃいけないや」といった感じで行き当たりばったりな仕事をするのではなく、入念に計画されたプランに従って戦略的に動くことで、大したスキルがなくても良い成績をあげられるようになりました。
ということで、賛否両論分かれるツイートについては「就業時間外に、スキルアップをさせたり戦略を練る時間を取ることは絶対必要」だし、「現実逃避でしかない無駄な勉強は意味がない」と思います。
やっぱ、給料は大して変わらないにしても、仕事はできた方が楽しいですよね。