自分は不動産投資家として「運が良い」か?
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天賦の才能をもった上に、長期間に渡って勉強に仕事に努力を重ねた人が報われる確率は高いと思いますが、世の中には「運が良い」というだけで、それ以上の成功をしてしまう人もいます。
ドラクエでの「うんのよさ」は、「相手の呪文に掛かりにくくなる」という地味なパラメータですが、リアルな人生においては恐らく最も大切な要素ではないでしょうか。
※「あそびにん」という職業が一番運が良いです。
ぼくも自分のことを「運が割と良い」と思っています。先日のツイートでは、ぼくが不動産関連で運が良かったと思うことベスト5を挙げてみました。
◆不動産関連で運が良かったこと
1. 日本で発売された直後に「金持ち父さん」を読めた。
2. スタート時に富山県に住んでいた。
3. 企業のサイトでブログを書いていたので、活動が停滞しなかった。
4.勤務先で営業の経験をしていた。
5.買えない時期にメルマガブームに乗れた。
— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) July 14, 2020
今日は、この項目について話をしてみたいと思います。
◆時期と場所
ぼくは普通の人よりは「ビジネス書」というものをよく読む習慣がありまして、金持ち父さんの本が出たときには27歳でしたが、ほぼタイムリーに読むことができました。
最初に読んだときは、なんだかサラリーマンがバカにされているようで嫌悪感もありましたが、でも「これは恐らく世の中の真実なのだろう」と考え、資産を増やしたり不動産を買ったりする方法を模索するようになりました。
実際に不動産投資の活動を始められたのは3年後くらいになりますが、この本を読むのが遅れたり、または読まなかったとしたら、2004年に物件を買うことはできなかったと思います。
何度も話しているように不動産投資は「早く始めるほど有利」なので、ぼくの中ではかなりのラッキー要素になったと思っています。
また、不動産投資を始めたときには富山県(高岡市)に住んでいました。
利回りの高い物件が多く、地元の銀行も比較的融資に積極的でしたので、規模を増やしやすい環境にあったと思います。(今も、富山には有名な不動産投資家さんがたくさんいます)
東京に住んでいたら、一棟ものをバンバン買うという発想にはならならず、最初の頃に見ていたワンルームを数戸保有して終わっていたかもしれません。
◆ネタ作りのために活動を継続できた
そして、何度も書いていますが不動産投資活動と同時にブログ執筆をスタートしたことは、ぼくが活動を停滞させずに動き続けることができた最大の要因ではないかと思います。
当時のぼくは、物件が増えていくことよりもむしろブログのアクセス数が増えることが楽しく、そのために「ネタとして」大変そうな物件を買ったりトラブル対処をしたりという毎日でした。
おかげで、規模は増えるし大家力はつくし、おまけに書き続けることで文章力もアップしていったので、ツイートの最後にあるようにメールマガジンを発行することで自己資金を増やすこともできました。
関連記事:2009年からの不動産投資(メルマガの収入など公開)
さらに、保険会社で「いかに代理店さんに頑張ってもらうか」を考えてコミュニケーションスキルを磨いた結果、賃貸業でも大きな成果を出すことができました。
不動産投資についての情報発信をしている人の中で、ぼくほどコミュニケーションについて色々な話をしている人も少ないと思いますが、これも本業で得たものがたくさんあったからに他なりません。
◆運の話はここが言いたかった。
ということで「自分はかなり運が良かった」と信じている訳ですが、でもこれって考えようによっては、逆にもどうにでも取れてしまいます。
・もっと早く始められたらよかった。
・または2006年くらいに満を持してスタートすれば、SMBCのフルローンでもっと規模を増やせた。
・スルガ銀行が積極的になった頃に会社を辞めてしまい、利用できなかった。
・価格が暴落したリーマンショック直後に購入できなかった。
・東京に住んでて物件を買っていれば、もっと大きなキャピタルを取れた。
・関西地方に住んでいれば、融資が緩くてメガ大家にすぐなれた。
・北海道に住んでいれば、RC新築でガンガン規模を増やせた。
・不動産に関係する会社にいたら、もっと有利に進められた。
・ブログのウケを狙って変なチャレンジをしすぎた。
・・・という感じでネガティブに考えることも可能です。要するに運が良いか悪いかなんて「本人の受け取り方次第」なんじゃないかと思うのです。
松下幸之助さんが採用の面接のときに、どんなに優秀な人であっても「自分のことを運が悪いと思う」と答えた人は採用しなかったといいます。
これは、運の悪い人が松下さんの会社に不要だということではなくて、逆境や失敗を運のせいにするような人や、物事をプラスに捉えられないような人を排除したかったのではないかと思います。
今の自分がどうであれ「運が良かった」と思えるような生き方をしたいものですし、そういう人に本当のラッキーが訪れるはずです。