不動産テックの話にコメントいただきました。

2020年10月25日

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少し前の記事「不動産テックが上手くいかない理由」は、おかげさまで多くのアクセスをいただいたほか、Twitterでも反響がありました。

※参考記事:不動産テックが上手くいかない理由

※参考記事:テックの話のつづき(逆をやって成功したビジネスも)

 

ぼくが記事に書けなかったような着眼点でツイートを引用してくれた方もいらっしゃって、個人的にも勉強になりました。

不動産業界が「前時代的」なのは、業界の基本法律ともいえる「借地借家法」が前時代的だから。これは確かにそうですよね。

ポータルサイトや管理会社さん向けシステム開発など、上手くいってるテックは業務効率化の分野にほぼ限られているのも事実です。

 

不動産テックって、確かに不動産業界以外から内政干渉的に打ち上げられることが多いですよね。

「俺たちのいた○○業界では信じられないほど非効率だ」みたいな感じで、不動産業界をディスった上でのサービス提供になる訳ですが、こちらのツイートの通りで実際に不動産業界にいる人たちは、必要性を感じていないことが多いです。

不動産業界にいる人や大家さんに「何が困っていますか?」と聞いたときに出てくる回答は「修繕費用を安くしたい」とか「賃貸仲介の手数料1.5%を主張してくる客を効率的に排除したい」とかだと思います。

 

さすがファイナンシャルアカデミーの束田講師。後編で答えを言う前に「真逆の取り組みで浸透したサービス」の答えを当てています。

インスペクションも成功しつつあるサービスですよね。これも別にテックではなく、提供側が理念やメリットを長い時間かけて市場に浸透させた成果で、滞納保証と同じく泥臭さ満載なのは興味深いです。

 

そうですね。売主に寄ったようで寄ってないサービスは淘汰されてます。

売主に寄ってるって露骨に言いすぎて、買い手が集まらなかったからです。

 

これもなるほど、と思ったツイートです。

都内の売買や仲介を効率的に低コストで・・という方向ではなく、田舎に目を向けた方がいいんじゃないかというもの。

 

確かに空き家は余ってるし、廃墟になっている築古RCは解体費用が土地値を上回るから放置状態だし、原状回復費用が家賃に比べて高すぎで国交省のガイドライン守るの大変です。

仲介手数料は家賃に連動しているので、賃貸の客付けは大家も申し訳ないと感じるほど割の悪い仕事になってしまっていますから、ぜひ富山や石川のような場所で創業した不動産テックに解決して欲しいところです。

ということで、不動産テックの記事でいただいたご意見などを紹介させていただきました。いつもツイートにfavやRT、コメントをいただいてる皆さま、ありがとうございます。

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