意外とたくさんある「社員雇用のメリット」
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ぼくは2011年から自分の法人登記を自宅じゃない場所に移し、社員さんを雇って会社っぽい運営を始めました。
働きものの大家さんの中では、一人の従業員も雇わず数十億円レベルの物件を保有されている人もいますが、ぼく自身は社員さん雇用のメリットは大きいと感じています。
◆自分の時間をどんどん増やす
社員さんを雇用することについてのツイートをご覧下さい。
◆「社員を雇用する大家さん」のススメ
・雑務をする必要がない
・朝家を出て、行くところがある
・割と勝手に物件が増えていく
・融資を受けやすい
・気持ち的にちゃんとする
・同業同士で過度に群れなくて済む
・家族からちゃんと見える家賃に対する人件費ってかなり低いです。ぜひチャレンジを。
— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) November 15, 2020
不動産投資家さんの業務は、高いレベルのものから誰でもできる雑用まで幅が広く、大半の作業を自分以外の人に代わってもらうことが可能です。
書類の整理、記帳や入力、法務局や市役所・郵便局などへのお使いなどは、パートさんを一人雇用するだけで自分の手から離れます。
少しステージを上げたい場合は購入の仕組みを整え、営業的な業務をする人を採用することで、物件情報さえも自分のパワーや時間を使わず集めることができます。
洗練された投資家さんは、最終的に「買うかどうかの判断」と「金消契約のサイン」だけを自分の業務にすることができるでしょう。
◆行くところがない大家さん
ただ、自分の時間が空くというだけでなく、社員さんを雇用することは精神的なメリットも多くあるように最近は感じています。
それが「朝、行くところがある」とか「家族からちゃんと見える」といった項目で、年中自宅勤務をしている大家さんは、孤独感がつきまとっていたり、お子さんからのウケが良くなかったりするのではないでしょうか。
今年はコロナの影響で外に出られず、それによって鬱症状が出るような人が多く発生しました。
専業の大家さんも「行くところがなくて外に出られない」という状態になりがちです。
似たような生活スタイルなのは、やはり同業の大家さんということになり、大家さんの集まりに必要以上にたくさん参加している人が多いなーと、Facebookなんかを見てて思ったり思わなかったり・・笑
◆コストはすぐに回収できる
事務所を構えて社員さんを雇用すると、まあまあ都会だと言われる場所で、家賃と人件費を合わせて月額15万円~といったところでしょうか。
この金額はそれなりの規模のアパート1棟分くらいに相当するので、最初は及び腰になるのも分かります。「もっと規模を増やしてからにしょう」と思うのも無理はありません。
しかし、自分の経験上、事務所と社員さんの経費はすぐに回収できます。時間が創出されるだけでなく、融資も受けやすくなるからです。
それはもちろん「事業として取り組んでいる」ことが金融機関から見てはっきり分かるからで、自宅で業務をしている場合に比べて訪問もしやすいですし、固定電話に連絡したら誰かがちゃんと出るというのは、事業・商売の基本でもあります。
融資取引ができる銀行の数も増え、規模の拡大ペースが早まり、人件費などはすぐにペイできるという訳です。
なにか業務上のやらなきゃいけないことができたとき、最初にぼくの頭に浮かぶのは「あ、これ誰にやってもらおうかな」ということです。
自分でやるという思考回路がいつしか消えていることに、時々ふふって感じになることもあります。