始める時期をどう捉えるかについて
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本題の前に、ちょっとお知らせ。
少し前の記事でお伝えした「プレミア投資部」の配信が10日に無事完了しました。
今回から、動画コンテンツを増やして収録や編集で時間が掛かることもあり、1ヶ月だけ配信をお休みしたのですが、その甲斐あって良いものができました。
大川護郞さんのインタビュー動画のさわりだけお見せします。
破産宣告寸前の大川さんですが、意外と元気に将来展望を語っていただけましたよ。
ぜひチェックしてみてください。
◆ずっとやらない人の主張
さて今日は、不動産投資を始めた時期についての捉え方についてです。
数年前、融資が緩くて自己資金を使わず不動産を買えていた時代。もちろん購入希望者が殺到して物件の価格は上がります。
そんな時でも上手に吟味してお値打ち物件を購入していた人はいましたが、やはり「今は買い時ではない」として動かなかった人もいました。
そしていま、融資が厳しくなり地方のRC系物件を中心に価格は下がっていますが、購入のために多めの自己資金が要ったり、そもそも遠隔地の融資が通らなかったりで買えないままの人もいます。
もちろん、そういう環境の中で自分が買えるような小ぶりのアパートや戸建からスタートするガッツのある人もいます。貴重なフルローン案件があれば、まっさきにアタックする初心者さんもいます。
要するに、どんな時期でもやる人はやるし、やらない人はやらない(やれない)という訳です。
◆どの時期にもある、プラスの要素(逆も)
こちらのツイートをご覧下さい。不動産投資を始めた時期について。
不動産で成功している人は、始めた時期に関わらず「時期が良かった」って言うことが多いんですよね。価格が安かったとか、融資が緩かったとか、その時期でのメリットを前向きに捉えてしっかり行動しているようです。
逆にどの時期も何かマイナス面はある訳で、それを理由にずっとやらない人もいます。
— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) January 25, 2021
サラリーマンの不動産投資について言えば、藤山勇司さんや沢孝史さんといった「黎明期」の人から、SMBCフルローン時代、リーマンショック直後の価格下落時、その後の融資ユルユル時期、そして現在。
不動産投資で成功した人は、どの時期でも一定数います。ということは「この時期にスタートしてたら成功しない」ということはないということです。
ツイートにもあるように、どの時期にもプラスの要素はあります。
融資がめちゃくちゃきついのに価格は毎月のように上がり、なのにライバルは増える一方で手の打ちようがない・・というような時代は、市場経済である以上あり得ません。
逆も然りで、融資が緩くて誰でもフルローンが出るにも関わらず、不動産価格はここ10年で最低で、高利回り高積算の物件が何ヶ月も売れ残るような時代も来ません。
◆自分が始めた時期の「捉え方」
ぼくが不動産投資を始めた2004年は、物件価格は今よりだいぶ安く、ただ融資はいま以上に厳しかったです。
不動産投資の書籍や教材には、ジャックスなどのノンバンクで融資を受けるという記述が当たり前のようにありました。1億の物件を買えるなんてイメージは、どの投資家さんにもなかったのではないかと思います。
この時期に頑張って不動産を買ったので、比較的少額の購入でリタイアレベルのキャッシュフローを得ることができました。なので自分としては「良い時代に始めた」と思っています。
ただ、もう少し後で始めていれば、物件価格は多少高かったもののフルローンで億単位の購入がガンガンできたかもしれません。
その頃は自己資金を使い果たした上に会社員ではなくなっていたので、時代に乗って規模を拡大することができませんでした。自分が始めた時期を悪く捉えることも、もちろんできる訳です。
ということで、どの時期であっても善し悪しは捉え方次第ですし、いつ始めてもプラス要素もマイナス要素もあるのであれば、やっぱり早くスタートするに越したことはないだろうと思います。人生は有限ですからね。