サラリーマン投資家時代のこと
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最初にブログを書き始めたのは、2004年4月です。
今はもうありませんが、不動産会社のアクセスアップのために設けられたページで、「投資家日記」のメンバーとしてスタートしています。今でいう楽待コラムみたいな感じでした。
これは2世代前のブログイラストです。
当時は「ブログ」という言葉も定着していませんでした。
ブログの執筆は物件を持ってない頃から始めていて、途中休止期間があるものの、もう16年も書き続けています。
ただ、さすがに当時のことを知る人も少なくなっているので、今日から何回かに分けて、不動産投資を始めてからの大まかな経緯についてお伝えしようと思います。
◆サラリーマン投資家時代 前半
2003年から不動産投資の勉強を始めました。この頃は損害保険会社に勤務する会社員で、富山県高岡市に住んでいました。
本を何冊か読み、当時5万円で販売されていた不動産投資のビデオ講座(なんとVHSテープで売られていた)で勉強をしたあと、翌年4月から物件の資料を取り寄せたり現物を見て回ったりしました。
ブログの第1回は、深夜バスに乗って都内の物件を見に行った話を書いています。
ちなみに、この頃の属性情報としては、年収が900万円くらい。貯蓄は物件を買う直前で850~900万円程度だったと思います。
そして2004年の8月に、富山県射水市に最初の一棟目を購入しました。
2004年に会社の住宅取得支援制度を使って、名古屋市内に区分を1戸。翌2005年に富山市内で一棟ものを2つ(合計6100万円)買いました。この時点での月額家賃は130~140万円くらいだったと思います。
ブログのような媒体で情報発信をしている人は、当時はまだ多くなかったので、こんな実績でもセミナー講師に呼ばれたりする機会は多くありました。
初めて不動産投資セミナーで話した時の写真。
1棟買ってまだ1週間後なので、全然中身のある話ができてないです・・笑
◆サラリーマン投資家時代 後半
2006年に石川県金沢市で一棟購入(6300万円)。
この少し前に、富山支店から東京の本社勤務となり、東京の練馬区(吉祥寺のちょっと北)に住むようになりました。
このマンションは「運営が悪くてがら空きの物件を安く買い、再生させる」という、今の得意スタイルのきっかけになった物件です。地元の管理会社さんにも大変お世話になり、10年以上も保有しました。
この物件を買った頃に、当時のブログが閉鎖されてしまったので、自分でサーバーとドメインを取得して「toushika-keichan.com」でのブログをスタートさせました。
過去ブログのアーカイブはこちらから読むことができます。
ブログのイラストに、上記の建物が登場していますよね。その後の書籍やセミナーなどの題材にもなった、自分にとっての旗艦物件的な存在でした。
翌2007年に富山市内でRCマンション(8千万円)を買ったタイミングで、勤務先を退社しました。
退職直後の家賃月収は、満室時で350万円・キャッシュフロー100万円くらいでしたが、直前で買った物件はまだ空きが多く、そこまで潤沢な収支状況ではなかったと思います。
このマンションは自分の投資歴の中で唯一、仲介会社を通さず売主さんと直接契約した物件です。
勤務先の社宅に住んでいたので、そこを退去して横浜に転居。住居費が上がるだけでなく、敷金や引っ越し費用など出費がかさみます。
さらに会社からお金を借りて名古屋の区分を買っていたので(上述)、退職時に全額を繰り上げ返済しなければならず、退職金を余裕ですっ飛ばしての大出費でした。
ただ、お金がないなりに頑張って不動産探しを続けていたので、2008年3月には石川県加賀市で高利回りのRCマンション(6千万円)を買うことができました。この時点で保有物件94室。満室時家賃が月額450万円くらいです。
今は亡き、マザーズオークションを使って購入したというレアな物件になりました。
こういう不動産テックって、本当に定着しませんよね。。
ここまでが、サラリーマン大家さんとしての実績ということになりますが、
・会社員をしていた期間 11年9ヶ月
・大家さん歴 今年で16年
・サラリーマンを辞めてから 今年で13年
人生に占める会社員時代の割合が薄まっていきますが、サラリーマン投資家をしていた3年半は本当に貴重な時期だったと思います。