フルローン狙いでも貯金が大切な理由(Twitterが炎上)
■不動産投資の羅針盤「プレミア投資部」はこちら
■大家さんのための無料Web情報誌「満室経営新聞PLUS」はこちら
お盆休みの時期に投稿したこのツイートが、かなり拡散されました。
金融機関が「金銭的にちゃんとした人」だと判断する貯蓄の額は、だいたい「年齢の二乗」なんだそうです。30歳で900万円、40歳だと1600万円ということでなかなかハードルが高い。
非常にウケの悪いこと言いますが、貯金は大切です。
— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) August 12, 2020
今日は、不動産投資の自己資金の話をツイートの話を交えながらしていきたいと思います。
◆知らない人からのコメント
Twitterのリツイート機能でいろんな人に投稿を拡散されることで、自分のフォロワーさん以外の方の目にも止まる訳ですが、拡散されるにつれ「本人のことを知らない人」にもこのツイートが読まれるようになります。
ぼくのフォロワーさんは現在7500名くらいですが、このツイートは48万人以上の方に読まれました。
そうすると、来るんですよね。
いわゆる「クソリプ」というものが。
基準が高くて(おそらくそれに届いていない人が)否定をしてきたり・・
「結果ではなくてプロセスが大事だ」的なことを言われたり・・
変なところに揚げ足を取ってくる人もいます。そうですね。「年齢の2乗×1万円」が正しいですけど、コメントすべきところはそこじゃない。
それから、金融機関勤めの人からもたくさんコメント来ました。
そんなもん、行内マニュアルに載ってる訳ないでしょ・・。
ツイートした基準の金額は普通の人の貯蓄額を大きく上回っているので、文中の「ちゃんとした」という言葉も相まって、嫌悪感を抱いた人が多かったということでしょう。
ちょっと宗教的な教えを受けたりも。。清貧ですね、分かります。
◆貯金以外に、なにか実績ある?
もちろん、このツイートで言う「ちゃんとした人」というのは、不動産投資に取り組んでもらっても安心できるような蓄財能力のある人という意味ですが、拡散された先で読んだ人はそのように捉えていません。
こちらのツイートでは、住宅ローンの話だと思われています。
お金を借りてアパート経営をしようと思っている人が、特段の理由もないのに貯蓄額が少なければ、金融機関から「なんなのこの人?」と思われても不思議ではありません。
物件の評価がすごく出ているとか、めちゃくちゃ勉強していて素晴らしい経営ができる可能性が高いといったことよりも、本人の過去の実績を重視するのは当然です。
これからお金を貸そうかどうか判断しなければならない人の、性格と生活ふり、計画性や継続力などを判断する材料として、貯金の額はとても適切なものであると思います。
だから、実際に拠出しなければならないかどうかに関わらず、一定額の金融資産を持つことは重要・・というか、ほぼ必須なのです。
◆貯金じゃない実績の見せ方
銀行など普通の金融機関は「意気込み」よりも「実績」を重視します。ベンチャーキャピタルではないのです。
事業を始める前になんらかの実績を示せない場合は、実績を作るしかありません。借入に頼らず(小さくても)不動産を購入し、きちんと利益を出せたのであれば、それは金融資産と同じようにプラスの材料となるでしょう。
しかし、ぼくが普段投稿してそれなりに共感を得られたり、役に立ったと言っていただけるようなツイートでも、「資本家は敵だ」的な層の方に読まれるとロクなことがありませんね。
不動産投資家の世界は、貯金数千万で上から目線になれるほどレベル低くないし、あとポルシェどころか自家用車を持ってません。
自分の知名度が拡大していくことは「不動産投資に興味がある人」限定に対してのみ、メリットがあるように思います。