本業の「10分の1」を頑張れるかどうか
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先日チャレンジ面談にいらっしゃった方は、キャッシュ購入した戸建をひとつ所有されていましいたが、これから借入を使って物件を買っていくには、属性・自己資金ともギリギリなところ。
ただ、不可能ではないので「こういうやり方をすればできますよ」という話をしたのですが、全く腑に落ちてない感じ。
ご自身の考えていた結論と違うんでしょうね。なので、マインド系の話だけで貴重な1時間を使ってしまう面談となってしまいました。
◆10分の1って難しい
自分の成し遂げたい結果を「自分のやりたい方法」で実現させようとする人は、不動産投資のビギナーさんには多いですが、これは「毎日ラーメンを食べながら運動もせず激やせする」みたいなもので、大体はムリです。
イヤなこと・・とまでは言いませんが、気が進まないこともやらないと多くの物事は成功しません。
不動産投資は本当に恵まれた事業なので、本業の10%の頑張りで本業くらい稼げるのですが、これをやれる人はかなり少ない。
本業で週50時間働いてるなら週5時間。ただし、本業と同じくらい気合を入れて嫌なことも逃げず、ストレスにも耐えます。質も下げたら10%にならない。
— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) September 17, 2020
昔からセミナーなどの機会で「本業の10分の1のパワーで同じ結果になるから、不動産投資は割が良い」という話をしているのですが、考えてみると10分の1のパワーというのは結構ハードルが高いようです。
本業(会社員)の10分の1を不動産投資の活動に使うのはできそうですが、問題は中身、質です。
よほどの経済的自由人でなければ、会社の中で「できればやりたくないこと」が自分の仕事の中に含まれていると思います。
でもやりますよね。それが仕事というものです。
作業的なことに限らず、例えば「大勢の前でプレゼンする」とか「部下を持つ」など、今までの自分のキャパを超えそうな責任を感じる場面もあります。
◆キャパを超える行動
不動産でも、この「キャパを超えた行動」をしなければならない場面が多くあり、そこが規模拡大にアクセルを踏めない要因になり得ます。
「なになに?年収も自己資金も600万円・・・それで給与と同じキャッシュフローを得られるようになりたいと。。ふむ。」
「これは下手な不動産会社に行くと”貯金と転職して出直せ”って言われるくらいだけど、道がないこともない。●●●というやり方なら可能性ありますよ」
「それはイヤです」
「・・・・」
上記のようなマインドは、本業の何割くらいのクオリティでしょうか。
10%くらい・・・?であれば、本業と同じ時間を不動産投資に費やさなければ、同じ成果を出すことができません。週50時間やりましょう。
◆ここからは優しいお話(環境が大事)
誰からも強制されない状況で、自らのキャパを広げていかなければならないのが不動産投資ですが、成果を出している人がどういう意気込みでやっているのかを考えてみました。
これはいくつかのパターンに分かれると思います。ひとつは王道で、成し遂げるべき目標をリアルにイメージして頑張った人。
自由な生活をしたいとか、会社員では得られない収入をもとに夢をかなえたいとか、または単純に預貯金の額でも頑張れる人はいます。
自分の場合も、前に書いたような「ストレスのない会社員生活」がモチベーションになりました。
参考記事:ぼくの人事評価の話(イメージしやすい目標を持つことの重要性)
ただ、そこまでガツガツしなくても、心理的な抵抗感なく成果を出してしまう人は割とたくさんいます。
考えてみたところ、それって環境の要素が大きいのではないかと思います。
身近に不動産投資で成功している人がいるとか、そういったコミュニティに所属して良い影響を受けているとか、メンターがいて教えに従っているなど。
自らそういうコミュニティに身を置く人もいますし、偶然そういう環境にいたような人もいるかもしれません。
恐怖心などメンタル上の理由で不動産を買えない人を、今まで「マインドセットが不十分」なんて思ってましたけど、自分がスルッと始められたのは気持ちが極端に強い訳じゃなくて、近くにお手本になる人がいたというのが大きかったです。
買えない人の環境を変える手伝いができたらいいんですけどね。— 投資家けーちゃん (@toushikakeichan) September 23, 2020
なので、今ひとつ不動産投資への情熱が足りてないとか、躊躇しちゃっている人に対しては覚悟やコミット、マインドセットなどの話に終始するのではなく、環境の面から改善してくようなアプローチも有効なのかなと思いました。
行動に移せてない方は、環境を変えてみましょう。ぼくがメルマガ読者さんと開催している飲み会などに参加するのも、お薦めの方法です。