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保証ビジネス

昨日は旅の疲れを残しながらも、
現地をチェックしたフィードバックをしました。


放置してあった電化製品や干し魚はもちろん、
樹木の剪定や草刈りなどを、近日中にこちらで行う旨を
管理会社さんに報告します。

残置物について報告がなかったのは、
たまたま見逃していたところもあるでしょうし、
余計な心配を掛けないようにという、配慮かもしれません。

別に怒ったりしませんし、淡々とやるだけです。


手間とお金ばかり掛かって大変ですが、
9月中にはキレイにしたいと思っています。


さて、家賃保証会社のリプラスが破産しました。


リプラスは本業(?)の保証業務が原因ではないようですが、
このところ、「サービスが良すぎる」保証会社が目立ちます。

保証料が異様に安かったり、
本来2年程度の期間であるところを永久保証にしたり、
遅れ気味の入居者の保証を、中途で引き受けたりします。


本来、このような保証ビジネスの成否は、
「いかにリスクの低い集団を相手にするか」
掛かっています。


審査のない生命保険に、病弱の人が加入したがるように、
条件の良い(=甘い)保証会社には、リスクの高い人が集まります。
こういうのを、専門用語で逆選択(逆選抜)と言います。


だから、全賃貸住宅入居者の平均滞納率で考えれば、
大数の法則が働いて黒字となるはずの事業も、

高リスク集団を相手にした結果、
立ち行かなくなる可能性も、十分にあり得ると思います。


とはいえ、大家さんの立場としては、
条件の良い会社を無視するのももったいないです。

ですから、基本方針としては
「できるだけ条件の厳しい会社に通す」ことにして、
厳しい会社に通らなかった入居候補者は、
上記のような甘い会社に通せば良いかと思います。


そうすれば、万一(よりは高い確率で)保証会社が破産しても、
被害はごく一部で済む・・・ということです。


このようなことを考える人は、
もちろん、ぼくだけではありません。

すると、甘い会社にはさらに高リスクが集積します。
滞納予備軍ばかりを引き受けることになります。


保証会社が付いてるかどうかに関わらず、
しっかり入居審査をすることが大切だと思います。



コメント (4)

真面目に働いて・きちんと家賃を27日ぐらいまでに払ってくれて・常識があり・あんまり主張せず・家を買わない人に長~~~く住んでもらいたいですよね~~~(笑)

空室に耐えかねて、条件を緩めてしまったので今後が心配な今日この頃。

不動産屋さんの審査が最終のバリアですねえ。

お家大好きさん

おはようございまーす。
そうですねー、衣食足りて礼節を知るとも言いますし、
オカネない人の方が、モラル的に低いとは思います。

おざわさん

条件もあるし、何かこう、人となりみたいなのもありますよねー。
収入が低くても滞納する人ばかりでもないですし。
人間性が出るのが、こういう支払だと思います。


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