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昔の不動産本に書かれていないこと

ぼくは大家さんを始めて、もうすぐ6年になります。

不動産投資に興味を持った頃に、
藤山勇司さんや、沢孝史さんが本を書かれていて、
何度も読んで参考にしていました。

これらの本には、今でも使えるノウハウが、
たくさん含まれています。

 


ただ、このような初期の大家さん本と、
今のぼくの考え方との違いは、「物件の出口戦略」についてです。


黎明期(?)の不動産投資実践本は、
物件を買ったら、基本的には永久保有する前提で、
購入と保有のノウハウに絞って書かれてます。

バブルの反省もあるのか、転売によって収益を得ることを、
「リスクが高い」「さほど儲からない」という感じで、
ネガティブな意味づけをしてます。


でも、ぼくが物件を何棟か売却して思ったのは、
物件の売却は、短期でキャッシュを生むということです。

いま持っている物件でも、このまま20年保有するより、
どこかで売った方がトータル収益が多いだろうなと
予測できるものも、いくつかあります。


将来の家賃下落や空室増加のリスクを切り離し、
投資の利益を確定させるものとして、

出口戦略については、買う前からでも考える必要があると
今では考えるようにしています。


「自己資金を何年で回収できるか」と、
「売却想定価格と残債との差は、各年でどのくらいか」は
買う前に必ずチェックすることをお奨めします。


出口戦略の良い本です。





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