久しぶりの銀行訪問
2011年6月 9日 09:28
今日は銀行に行った話です。
ぼくは、一棟目を購入したとき以外は、
何行もの金融機関を、手当たり次第当たるようなことはせず、
担当の行員さんに、「どうすれば融資が通りますか?」と聞いて、
それに合わせた物件を持ち込んでいました。
詳しくはウルトラ物件獲得術DVDにありますが、
いわゆる「アパートローン」を使っているうちは、
融資が通るかどうかは、かなり機械的に分かります。
裏ワザ的なものも、まずありません。
だから、不動産投資のキャリアやスキルが高い人ほど、
交流の場で、融資の話をしません。
そんな中でも、今回は何度もお世話になった銀行へ、
約2年振りに訪問してきました。
今でも融資の基準が変わっていないかという確認と、
借入総額が、行内の基準を超えてしまうので、
次の融資を通すためには、どうしたらいいのかの相談です。
まだ、買うかどうか分からない物件を材料に、
気になっていたことを、しっかり相談します。
今のところ、きちんと遅れずに返済しているので、
一応、お客様として、丁寧に扱ってもらえるようになりました。
打ち合わせで気づいたことは、
・「いかに稟議書を書きやすくするか」が重要。
・「確定申告」「現在の経営状況」「物件の資料」の順に検討する。
・上記の3つが良ければ、「何とかしよう!」と思ってくれるっぽい。
ということです。
思い起こせば、損害保険会社時代には、
「引受申請書」という名称の、稟議書のようなものがありました。
リスクが高くて、保険を引き受けるのが難しい案件について、
部長や本店を説得するための、社内の書類です。
フェラーリの車両保険や、高価な美術品の盗難保険、
高齢でケガしやすそうな人の、傷害保険などを、
「~という理由で、リスクは軽減できていると思われる」(リスク判断)
「現在鋭意開拓中企業の代表者でもあることから、
引受やむなしと判断いたします」(営業施策上の判断)
という2つの観点から、
契約してもらうための理由付けをしていく訳ですが、
これと、銀行の稟議書は、結構似ているなぁと思った訳です。
もし、引受申請書と稟議書が同じ性質のものなら、
自分の経験上、担当者が本気で頑張れば通ると思います。
保険会社の時でも、いったんダメになった案件を、
自分の上司が、審査をした担当者の上司に話をしてくれたり、
最終的には何とかなってました。
だとすると、金額や融資条件、物件評価など、
担当者がやる気の出そうな案件を持って行くことと、
「この人のために頑張ってあげたい!」と思われるような、
大家さんになることが大切だと思います。