初めての退去立ち会い。
2013年12月11日 07:27
ぼくが賃貸中のファミリー区分を購入し、
売れたら売却というスキームで、戸数を増やしていることは、
ブログ読者さんはもう、ご存じかと思います。
それなりに良い場所の区分なので、
利回りは低く、賃貸中は大したキャッシュフローが出ません。
退去からリフォーム、そしてできるだけ高く売却という流れが、
ダイナミックな活動&収支となる訳です。
しかし、実はこのファミリー区分。
思ったより入居期間が長く、なかなか売却に至りません。
これまで13戸を購入して、3つを売りましたが、
・ひとつは契約から決済までの間に退去。結果的に即転売。
・ふたつめは競売で取得したこともあって、購入後3ヶ月で合意退去。
・最後はあまりに入居期間が長く、賃貸中のまま売却。
という経緯で、
普通に退去があって高く売ったという事例がないんですよねぇ。(^^;)
2~3事例作ることができれば、
そういったセミナーやコラムもできるんですが。
しかし!
先月、入居者さんのひとりから退去予告があり、
月曜日に、実質的には初めての退去立ち会いに行ってきました。
川崎市にある、こんな感じのマンション。
入居者さんに会うのは当然はじめてですし、
退去の立ち会いを、どうやってすればいいかも分かりません。
いろいろ考えたのですが、
1.基本的には国交省のガイドラインに則った精算を行い、
必要以上の負担を求めない。(返すべきものは返す)
2.現況がどうであれ、売却用にフルリフォームすることが決まっており、
損耗が入居者さんの過失かどうかは、あまり関係がない。
3.こちらが購入する前から、物件にお住まいなので、
「最初からこうだった」と言われてしまうと、対抗できない。
という理由で、
「頑張っても仕方がない」
という結論に至りました。
従って、にこやかに挨拶をして入居のお礼を伝えて、
「どこか、ご自身で破損されたところはありませんか?(^ー^* ) 」
と、「性善説」に基づいた損耗ヶ所確定作業を行いました。
幸い、入居者さんからは
「ここに傷をつけた」「これを貼り付けたけど、取れなくなった」など、
いくつかの申告をいただけましたので、
それを所定の用紙に書いて、お互いサインをして終了。
心配していましたが、非常にスムーズに進んで良かったです。