駅近物件のウソ。
2014年7月 8日 09:59
先週末も、2泊で北陸に行ってきました。
5月から3ヶ月連続で、富山や石川に通っていることになります。
冬以外は、いつ行っても楽しいところですね。
今回は、依頼された講演のお仕事がメインでしたが、
その合間に、売り物件を見たり、業者さんと打ち合わせをしたりで、
それなりに忙しい3日間でした。
いくつか見たうちで、一番利回りが高かったのが、
北陸本線の「津幡駅」の近くにある、2棟一括マンション。
斬新なカラーリングが特徴的でした。
空きは多いのですが、満室時利回りが30%超ということで、
リニューアル投資にうってつけなマンション。
津幡駅から100mも離れていないという、北陸では希少な立地。
駅自体が少ないので駅近も少ないのです。(^^;)
ちなみに、津幡というのは金沢駅の2つ手前にありまして、
特急電車は停まらない小さな駅です。
1日の乗降客数は2千人ちょっと。
入口の階段に座り込んでも、全く迷惑ではありません。
ただ、調べてみて分かったのですが、
この津幡駅というところは、駅の東西がまったく違いまして、
物件のある東側の開発が、完全に無視されています。
地図を見ても、一目瞭然。
東側に商業施設が少ないとかいうレベルではなく、
現地に行ってみると、そもそも、
東側には出られない
ということに気づきました。
駅の出口が、西側にしかないのです。
だから、売られているマンションにたどり着くためには、
西側から出て、南に250mくらい歩いて踏切を越える必要があります。
踏切から、駅が見えるかどうか・・という距離です。
そして、線路の反対側の道路を駅の方に戻っていくと、
例のアパート2棟がある訳です。
田舎の駅とはいえ、毎時5~6本の電車が通過するので、
踏切ではまってしまうと、さらに時間が掛かります。
駅から近い物件でも、ちゃんと注意した方がいいですね。ε= (´∞` )
このように、東側に住む必要がまったくないにも関わらず、
物件自体は7割くらいの入居率があるようで、
いろんな価値観の人がいるんだなぁと感心した次第です。