ありのままの自分で職務放棄。
2015年9月 5日 07:56
毎月はじめ頃に更新される、HOME'Sの不動産投資コラム。
さきほど確認したら、新しいのがアップされていました。
HOME'S不動産投資コラム「それで営業活動のつもり?」
大家さんの入居付け活動を「営業」だと考えると、
他業界の営業マンに比べて、あまりに稚拙だなと考えたコラムです。
もちろん自分で反省すべき点も多く、
損保会社の頃の「できる先輩」の仕事ぶりを思い出してみたり、
こんな参考書籍を購入してみたりも。。
日本経済新聞出版社
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コラムにもこの参考書籍にも、いろんな手法が載ってますが、
それ以外で、ぼくが普段セミナーなどで話していることのひとつに、
「大家を演じる」
というのがあります。
どの職業であっても、それにふさわしいキャラクターがあり、
プロフェッショナルであれば、誰もがそのキャラで仕事に取り組みます。
例えば、接客業であれば愛想の良い、親しみやすいキャラでしょうし、
茶道の師範であれば落ち着きと風格が求められます。
そして、一部例外はあると思いますが、
プロとして仕事に従事する自分と仕事を離れた「素の自分」とでは、
少なからずキャラは違ってくるはずです。
ステージで爆笑を誘うコメディアンであっても、
実際は、大人しくて物静かな人が多いっていう話をよく聞きます。
葬儀社で働く人でも、普段はゲラゲラ笑ってるでしょう。
一方、大家さんはというと、
多くのチームメンバーをしっかりリードしていくべきプロであるのに、
素の自分のままで仕事をしている人が、かなり多いです。
これは、賃貸業を職業として考えた時にどうなのかな・・と。
例えば、賃貸物件のオーナーに
「どんな人が大家さんとしてふさわしいですか?」なんて質問をしたら、
ほとんどの意見は同じようなものになるでしょう。
そして、その意見は「理想の大家さん」として、ほぼ正しいはずです。
・明るくて、みんなを惹きつける雰囲気がある。
・リーダーシップに優れていて、安心してついていける。
・シビアだとしても「ケチ」ではない。
・少々のトラブルでは動じない、強さがある。
みたいな感じでしょうか。
誰しも「理想の大家さんとしてふさわしいキャラ」は分かっているのに、
実際にそのように演じている人は極めて少ないということです。
大家さんとして振る舞わなければならない時間は、
相当な規模を所有していても、さほど長いものではありません。
であれば、その短い時間くらい、
自分が理想だと思うキャラを演じてみてはと思いますね。
ありのままじゃなくて、女王として振る舞わないと。
仕事に従事している時間に「ありのままの姿」を見せてしまうのは
雪の女王も含めて、プロとしては不合格です。
まあ、実際「ありのままで~♪」って歌ってるのは、
女王様でいるのがイヤになって逃げてるときですからね(笑)