アパホテルのマンガで投資の勉強。
2017年3月 2日 10:32
歴資本で最近話題になっているアパホテルですが、
最近宿泊した際に、マンガがもう1冊備え付けられているのを見つけました。
アパホテルは、社長の顔写真が大きく載っているカレーとか、
何かと自己顕示欲が強いイメージで、もちろん興味もなかったのですが、
表紙を見るとビジネス系っぽいので読んでみました。
そして、すごく勉強になりました。
勉強になった上に、アパホテルがなぜ躍進しているのかの片鱗も、
垣間見えたような気がします。
例えば、創業当初に普通の住宅を売っていた頃は、
とにかく「フルローン」を追求し、頭金わずか10万円で
家が買える仕組みを作ってバカ売れ。
収益不動産に限らず、不動産は融資が出れば売れます。
アパの会長はもともと、信用金庫に勤務していたようで、
そことタイアップのような仕組みを作ったんだと思います。
そのビジネスモデルを、サラリーマン大家さん向けに構築したのが
通販大家さんの金森さんですし、それを真似た会社が多くでてきたので、
今の不動産投資ブームが作られたという流れですね。
アパ会長の着眼点、先見の明が素晴らしいです。
そして、バブル期の不動産価格を、収益還元利回りの基準から高すぎると判断し、
暴落前にガツンと売り逃げて自己資金を大幅に増やしたエピソードも。
そして、「嫌われても目立った方が良い」という考えから、
過度な露出戦略を打ち出した社長の考え方についても、紹介されていました。
ちょっと、美化されすぎですが・・・(笑)
本物はこんな感じ。。
そのほか、幕張のプリンスホテルを入札によって買収した話では、
土地の容積率が余っているため、将来の複合施設建築を見越して高値落札するなど、
不動産投資家が読んで、しっかり勉強になる内容でした。
一応、600円で販売もしているようですが、
宿泊のついでなどに、ぜひ読んでみることをオススメします。