保険加入のポイント
さて、あなたがめでたく物件を購入できました。(^○^)
融資も通りそうだとします。
決済に向けていろいろ準備をしていく期間は、忙しいながらも楽しいものです。
契約日からだいたい1ヶ月くらいでしょうか。
保険の検討や加入手続きは、契約が終わってから始めても十分間に合います。
以下のポイントに気をつけながら進めましょう。
◆重要なのは適切な保険金額
保険加入の際に、いちばん重要なのは地震の対策です。
アパート経営において、確率 × PMLが最大になるリスクです。(; ;)
地震保険は、火災保険の50%までしか契約できないという制限があるため、
保険金額をいくらにするかというのが、非常に大切です。
「地震保険は5千万円必要だから、火災保険は1億円必要だ」と思っても、
購入する物件が1億円で契約できるかどうかは分かりません。
保険会社でいろいろ基準があって、建物の築年数や平米数などで
契約できる金額が決まってくるのです。
地震保険がいくら必要かというのも、ケースバイケースですので、
土地の価値やご自身の財務状況をみて、適切な金額を決めてください。
地震発生の場合のPML分だけ、地震保険を手当すればよいことになります。
PMLがいくらか分からなかったら連絡してください。
◆期間とプラン
保険期間は、基本的には長い方が有利です。
20年一括払いだと、約15年分の保険料で加入できます。
一括払いで保険に加入すると、物件を売却した時などの解約時が心配ですが、
中途解約は、ほとんど「月割り」に近い割合で返還されます。(^^)
キャッシュに余裕がある場合は、融資期間または耐用年数に合わせて
加入すると良いでしょう。
ぼくは、ほとんど融資期間に合わせています。
毎年支払っているものがひとつだけありますが、
継続の案内が来ると、ちょっとイヤだなって思います。
町費や浄化槽メンテの請求と一緒ですよね(笑)
契約プランはオーナー考え方によっても変わるので、どれが正解とは言えません。
偶然の事故なら何でも対象になる「オールリスク型」から、
シンプルに火災や爆発だけを補償するものまで、さまざまです。
区分所有の場合は、外壁が共有になりますので、
壁に落書きされたとか、何かが突っ込んできたという事故まで補償する
補償範囲の広いものは必要ないと考えています。
区分物件が3F以上の高所にある場合は、水害の心配もありません。
補償を外せば、それだけ保険料も安くなります。
まぁ、区分所有の保険料なんて30年で契約しても10万円くらいです。
区分でも、地震保険はやっぱり付けておいた方がいいです。
ふつうの火災保険では、地震が原因で発生した火災が補償されません。
「地震によって発生した火事」だけでなく、「地震によって延焼した火事」
であっても、火災保険では出ません。(><)
一棟ものの場合は、外壁も含めてオーナーの所有物ですから、
補償範囲の広いプランに加入することにしています。
どの建物にも1階はありますので、相当な高所にある物件以外は、
水害補償も必要です。
保険料を安くする手でいうと、
お見舞い金的な要素で払われる「臨時費用保険金」は、
正しい金額で保険に加入していれば不要です。
焼け太りになっても仕方ありません。
(焼け太り=損害以上に保険金がもらえてしまい、事故のおかげで儲かってしまうこと。)
臨費を外せない保険会社もあると思いますが、
交渉してみるといいかもしれません。
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