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保険金が出るかどうかを判断する方法

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さて、2日目は「保険が出るか出ないかを判断する方法」。


「保険証券に同封されている、約款を読んでください」


なんて答えたら、激怒されてしまうので、
誰でも判断できる、「3つの条件」をお伝えします。


その3つの条件とは・・・



 「急激性」

 「偶然性」

 「外来性」


です。


保険が支払われるような「事故」なのかどうかは、
上記3つに当てはまるかどうかで、判断されています。


例えば、ケガの保険(傷害保険)でいいますと、
「転んで骨折した」というのは、保険支払の対象になります。

いきなり転んだし(急激)、わざと転んだ訳じゃないし(偶然)
障害物など外的な要因で転んだ(外来)ので、
保険の支払対象になる・・・という訳です。


だから、靴ズレ(急激性がない)とか、飲酒運転事故(偶然性がない)、
脳卒中で倒れた時に打撲(外来性がない)などのケガは、
傷害保険の対象にはならないのです。


大家業の場合、例えば火事や地震はどうでしょう?


1ヶ月かかって、じわじわと火災が発生したり、
地震の発生を、日時レベルで予想することはできません。
だから、保険の対象になります。

もちろん、火災保険と地震保険に加入してることが条件です。


では、手入れを怠っていたので、
水道管がサビサビになって、破損した場合はどうかというと、


錆びは急激に発生したものではありませんし、
劣化すれば、いつかは破損するということですから、
偶然性もありません。(^^;) 

ですから、保険の支払対象ではないということになります。


一般的に、建物の劣化が原因になってる損害は、
ほとんど保険の対象にはなりません。

水道管の破損もそうですし、
屋根が劣化して、雨漏りしたような場合も、
急激性&偶然性がないので、ダメです。


ですが、「水道管が破損して、水道管を直す費用」
保険で対処することはできないものの、

「水道管が破損して、水が噴き出して濡れた壁や床」は、
保険の対象になるのです。


なぜなら、水が噴き出したのは急激だし、
壁や床が濡れたのは、偶然性が高いと言えるからです。
 
 
いやー、意外と難しいですね(笑)

 
さらにこの、出る&出ないの判断は、
微妙に解釈の余地が残る場合もあります。

要するに、交渉や支払担当者次第で、
判断が変わってくる可能性があるということです。


保険会社と交渉をするのは、
契約の事務取扱をする代理店ですので、
しっかりと選んで、優秀な方を見つけて下さいね。



さぁ、次はノウハウ編。「保険会社の選び方」です。

どの保険会社で契約するのがベストか?
意外な結論・・・乞うご期待です。 

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こんばんは アトム30%でございます。 八戸は急激に冷えてここ2日間で2件の水道管の凍結のお電話を頂きました。(全8部屋) 今回の凍結... [詳しくはこちら]

コメント (2)

不動産の場合には、外来性というのは関係無いのでしょうか?
どういった場合が外来性に当たるのかちょっと見当が付かないです。

コメントありがとうございます。

急激・偶然・外来の2要素は、
元は傷害保険の出る出ないを判断する考え方ですが、
火災の場合は確かに外来か内来を区別する必要があまりないです。

外来がない・・っていうより、
建物が自然発火することがないので、
内来がないって感じでしょうか。



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