電話口で悩む大家さん
2011年1月29日 07:53
つい最近、大家さん仲間の方が、
管理会社からの電話を受けているような場面で、
その横にいて、内容を聞く機会がありました。
内容の詳細は分かりませんでしたが、、
入居者さんが、ちょっとした注文を付けていて、
「どうしましょう?」っていう相談だったような感じです。
その際に、とてもくびっくりしたのですが、
相談を受けている大家さんが、携帯を持ったまま、
「うーん・・・。。。 どうしようかなぁ。。(;-_-;) 」
と、めちゃめちゃ悩んでいるのです。
ぼくはこの様子を傍目で見ていて、
「これでは、管理会社さんにレスペクトされないな」
と思いました。
理由としては、
・管理会社さんが相談してるのに、
一緒になって悩むようでは、リーダーとは言えない。
・相手も忙しいのに、長電話は迷惑。
・大したイレギュラーケースでもないのに、
オーナーとしての方針・スタンスが定まっていない。
・自分のためだけに悩んで、
電話をくれた担当さんのお立場を無視。
など、挙げればたくさんあります。
この場合、いちばんよい対応としては、
電話をくれた担当者に、入居者についての印象を聞いて、
意見を求めなければいけません。
その上で、担当者の立場と意見を尊重しつつ、
自分の考えを即答します。
もし、スタンスが定まっていなくて、
即答が難しい場合は、いちど電話を切って、
結論を出した上で掛け直します。
「あ、はーい。よく分かりました。
すいませんけど、ちょっと後でまたお電話します。」
という感じです。
絶対に、悩んでいる姿を見せてはいけません。
で、一生懸命考えて、コールバックした際には、
あたかも、全く迷いがないかのように、指示を出します。
もちろん、その伝える指示の随所に、
担当者の立場と意見を尊重するコメントを混ぜます。
相手は、「決断力、一貫性、思いやり」といったイメージを、
大家さんに抱くようになる訳です。
こういった「大家さんの強さとリーダーシップ」が
相手に、定着してるかどうかで、日頃のいろいろな依頼事項が
素早く完遂されるかどうかが変わってきます。
自分の一挙手一投足が、
常に、ウオッチされていると思っていた方が、
大家業はうまくいくと思います。