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売却時にお金を残す物件とは?

※メルマガの編集後記用に書いた文章ですが、
 割とブログ向きなので、こちらにも掲載させていただきます。

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 今週の火曜日に、富山に持っている、
 RCマンションのひとつを、売却してきました。

 ブログに少しそのことが書いてあるので、
 よかったらご覧下さい。

 → http://bit.ly/MduQMW


 今回は購入価格より、少し高い値段で売りましたが、
 仮に同じであったり値下がりしていても、
 残債が減っていれば、その差額が収益になります。

 税法上の「利益」と、手元のキャッシュは違います。


 仮に元金均等返済(あまりありませんが)だった場合、
 20年ローンは、年に5%ずつ元金が減ります。

 物件の値下がりが、年に5%未満であれば、
 フルローンであっても、売却時にキャッシュが残る計算です。

(仲介手数料など、諸々の費用は掛かります)
  

 逆に、元金の減少を上回るほど物件価値が下落すると、
 残債以上の価格で売却できないという
 非常に苦しい状況に陥ります。


 そうなりやすい物件の特徴としては、

 1.30年など、非常に長い期間の融資を受ける。

 2.購入価格に占める建物割合が高い。

 3.物件取得後に、価値を上げられていない。

 の3つでしょうか。

 ただ、返済期間が長ければ、
 それだけキャッシュフローが出ますので、
 保有期間中のリスク自体は、減らすことができます。


 建物価値が高ければ、減価償却は取れますし、
 1と2は、悪い面ばかりではないということです。

 
 逆に、3の「価値を上げる」というのは、
 中古物件を購入する場合、
 必ず意識しておいた方がよいと思いました。

 今の経済状況で、ただ不動産を保有してるだけで、
 価値が上がることは難しいからです。


 物件の「価値」とは、
 立地、入居率、設備や色合いに至るまで、
 いろいろな要素があります。

 立地はなかなか改善できませんが(笑)、
 それ以外の要素は、自分で上げることができます。

 また、価値を上げやすい物件を選ぶことも、
 出口で収益を出す、比較的簡単な方法です。


 心情的には、キレイで満室で、
 設備も整った物件を選びたくなりますが、

「自分が良くする」ことを念頭に、
 物件を見極めるようにしていきたいと改めて思いました。 


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