上手なプッシュ活動
2013年1月18日 07:12
満室経営新聞の編集長という立場や、
アパート経営フェスタなどの集客実績などがあるので、
最近、企業の方からのご相談が増えました。
目が肥えている大家さんに適切なPRをしたり、
イベントの集客をするのは、かなり大変ですからね。(^^;)
企業の方のお話を伺うのは、自分も役立つ面が多いので、
ご相談をお請けするスキームを作りました。
上記サイトから、無料相談の申込ができます。
さて、入居の繁忙期にさしかかってきましたが、
なかなか空室が埋まらず、焦っている方もいらっしゃるかと思います。
ぼくも、持ち物件全部で6戸の空室があるのですが、
そのうち4戸は、同じマンションなのでちょっと心配です。。
なかなか入居が決まらない時、大家さんとしては、
「早く決めて下さい!」「動きはありましたか?」などの、
督促っぽい行動をしたくなります。
メーカーなどが、力のある販売店に対して、
自社の商品に力を入れてもらうように営業することを、
「プッシュ活動」と呼んだりしますが、
大家さんの督促行動も、まさに「プッシュ活動」です。
もちろん、適度な頻度や強さなら問題ないのですが、
こういうのはやり過ぎると、管理会社さんの気分を著しく害します。
「面倒くさいな」「この大家さんはうっとおしいな」と思われると、
余計に入居が決まりにくくなっていくものです。
「嫌いな大家さんだから、わざと決めない」という訳ではなく、
人は本能的に、苦痛を伴う思考を避けようとするので、
イヤな大家さんの持ち物件のことを、自然と思い出さなくなるのです。
思い出さない=案内しない、ので決まりにくくなります。
何かと厳しく、普段から緊張対応している取引先関連に限って、
大きなミスが発生してしまうのと同じですね。( ̄Д ̄;)
ですので、コミュニケーション上手な大家さんとしては、
管理会社さんを不快な気持ちにさせることなく、
「自分の物件のことを常に気に留めておいてもらえる」ような状態に、
持って行きたいものです。
「この人の空室を、早く埋めなきゃ!(゜゜;)」
と思わせつつ、自分の好感度も上げる。
これができれば、もはやその大家さんは
「プッシュ活動の達人」と言い切っても良いでしょう。
そのための方法は、次回に続きます。