賃貸併用住宅で大家デビュー?
2013年3月19日 14:27
最近、賃貸併用住宅がブレイクしつつあるのを感じます。
土地を買って、自宅込みのアパートのプランを作って、
住宅ローンを使って建築します。
スルガ銀行がめちゃめちゃ融資を出すので、
中古RCや、新築アパートの価格は高騰して下がりません。
良い物件を購入するのが、かなり難しくなりました。
賃貸併用住宅は、その打開策になるのではないかと思います。
※積水ハウスのホームページより。
通常、賃貸併用住宅は「家賃で住宅ローンを返せる」ことを、
最大のメリットとして売りにしています。
例えば6千万円の住宅だと、
金利1%・35年返済で、月々の支払が169,371円です。
この建物で、オーナールーム(自宅)のほか、
月5.6万円で貸しているワンルームが、3戸付いている。
家賃収入の合計は、16.5万円。
月々5千円弱の負担で新築一戸建て(のようなもの)に住める!
・・・という感じの売り文句です。
少し間取りや設備を工夫すれば、
1億円の投資で3~4万円くらいのキャッシュフローを出せるので、
利回り9%くらいの中古物件をスルガ融資で買うのと、
収益の差がほとんどありません。(むしろ有利?)
例:1億円を金利4.5%、20年ローンを受けると、
月の支払が632,649円。入ってくる家賃は75万円/月。
空室や修繕費用の過大さを考えると、ほとんど変わらないと思います。
こんな条件でも、融資を出すスルガはすごい!( ̄Д ̄;)
さらに、年収や自己資金の基準もアパート系に比べて緩いので、
制度を活用できる層が、断然広いですね。
不動産投資の融資では、
「不動産経営の経験があると考慮される」項目が結構あります。
多少、空室があっても満室時を基準に査定をいただいたり、
店舗比率が高くても、NGにならなかったり。
なので、どんな形であっても不動産経営を始めて、
確定申告もして、「大家さんになる」ことが非常に大切です。
賃貸併用住宅は、大家さんの第一歩を踏み出すための、
これからのトレンドになるような気がします。