9戸目の区分マンション契約。
2013年10月 5日 07:58
任意売却物件の区分マンションに買付が通って、
もう1ヶ月以上になります。なかなか進みませんね。
融資に必要な資料をもらおうとするだけでも、
1週間くらいは余裕で掛かってしまう・・というのが、
任意売却物件の「あるある」話です。
任売というと、激安的なイメージがあるかもしれませんが、
そういう物件がたまにあるというくらいで、
逆にめちゃめちゃ高くて「ふざけてんの?」というような、
価格設定の売り物も少なくありません。
価格の決め方が「残債」をベースにしているので、
割高であることも、値付け間違いかと思うくらい安いことも、
どちらもあり得るということですね。
さて、そんな案件もようやく契約が終わりました。
ここまで来ると、普通の契約とほとんど同じですが、
いくつか珍しいやりとりがありました。
まず、契約書の文言に
「決済日までに抵当権が外れなければ、決済は中止。
売主はノーペナルティとなり、手付金返還のみで売買は白紙」
というのがありました。
売主側にローン特約(融資条項)みたいなのがあって、
しかも決済の直前まで有効になる・・というものです。
任売とはいえ、これは買主側が不利すぎます。(^^;)
お金に困って売却しているということで、
決済無効の際に、ちゃんと返却されるかも心配ですし。。
あやふやな取引に手付金を拘束されるのがイヤなので、
交渉の結果、今回の手付けは10万円だけになりました。
あと、物件を買うときは必ず付けてもらってる特約。
火災報知器についてです。
売主側の業者さんは、「現状有姿」を主張しますが、
報知器は、現在「義務化」されているので、
「現状有姿は、違法な物件をそのままにしていくことではない」
と強く主張するようにしています。
業法に基づいて営業をしている会社として、
法令違反を知りつつ物件を仲介するのは抵抗があるようで、
これまで、全てこちらの言い分が通っています。
決済は月末近くになるとのことですが、
「残金は全額現金で」「司法書士は売主側指定で」など、
こちらもイレギュラーなやりとりになりそうです。