3点ユニット物件の購入判断。
2013年10月 9日 10:16
満室経営新聞プレミアムでやってる「お悩み解決隊」や、
チャレンジ面談の方によく聞かれる質問が、
「3点ユニットの物件でも大丈夫でしょうか?」
というものです。
3点ユニットは一般的には不人気と言われているので、
入居付けがしにくいのではないかとう心配から、
このような質問を、いただくんだと思います。
そこで今日は、ぼくなりの「3点ユニット」考察ということで、
自分の考えをお話しようと思います。
まず、不人気だと言われているものの、
3点ユニットの部屋でも、全部が空いている訳ではありません。
満室の物件も、たくさんあるはずです。
ではなぜ、3点ユニットの部屋でも入居するのでしょうか。
答えはもちろん「家賃が安いから」です。
本当はセパレートのお部屋に住みたかったけど、
予算に収まる部屋がなかったので、仕方なく3点ユニットにした。
・・というような人が95%でしょう。
「トイレのあと、全身にシャワーを浴びないと気が済まない!」
「尻だけじゃダメだ!」
という潔癖症の人が3%。
「全裸じゃないと出ないから、お風呂とトイレが近い方がいい」
「おしっこをはみ出すので、シャワーで便器全体を洗いたい」
という人が、それぞれ1%ずつですね。
3点ユニットを選ぶ大部分の入居者さんは、
「セパレートに比べて家賃が低い」ことで選んでいるのです。
ですから、同じようなスペックのセパレート部屋に比べて、
1万円弱家賃が低ければ、入居は問題ないでしょう。
ただし、ぼくが投資をしている北陸地方のような場所だと、
セパレートの部屋であっても、家賃が十分に安い物件も多いです。
そういう地域は、3点ユニットとそうでない部屋の、
賃料差が都市部ほどありません。
というか、本来は3点の家賃をもっと下げないといけないのに、
そこまでの家賃設定にしてないんですよね。
結果的に、3万円前後の激安であっても「割高な部屋」扱いに
なってしまうという訳です。
以上を総合すると、
「同種のセパレート部屋が5万円以上で募集されている」
ようなエリアであるなら、
3点ユニット部屋の家賃を1万円低くして、十分に満室が狙えます。
部屋探しをするとき、人は本当にいろんな条件を出します。
設備、駅からの距離、木造じゃなくてRCで、
セキュリティ、日当たり、そちてもちろんセパレート・・。
人によっては「壁紙を選びたい」。
しかし、ほとんどの人にとって、
全ての条件は「予算」の前に妥協し得るものです。
「リーズナブルな家賃で貸す」
これほど強力な空室対策はないと思います。