ぼくが普段仕事をしている場所は、いわゆる「事務所ビル」ではなく、
マンションの一室を事務所として利用しています。
もちろん、賃貸借契約上もしっかりそう書いてます。
違反をしてはいけません。(^^;)
住居として作られているので、キッチンやお風呂があります。
中でもキッチンは、かなり立派な仕様になっています。
これを有効活用しようということで、
先日事務所キッチンで、ラーメンを自作してみました。
先に完成したラーメンの写真を掲載しますと、
こんなに本格的なものが完成しました。
味も見栄えもお店で食べるのと遜色なく、
お店でこのラーメンが提供されても、お金が頂けるレベルです。
味わいも感慨深いものがありました。
そもそも、なぜラーメンを自作しようと思ったかという理由ですが、
元々ラーメンがかなり好きだという以外に、
「ラーメンは、お金さえ掛ければ誰でも美味しいものが作れる」
と思ったからです。
作ることよりも、700円程度の料金で販売して、
利益を出し続けることの方が難しい・・という話を聞いたことがあります。
野菜やお肉がたっぷり入れて鍋物を楽しみ、
残ったスープで雑炊を作ると、あり得ないくらい美味しくなりますが、
あんな感覚に似ています。
ラーメンは、その雑炊だけを売って利益を出しているようなもので、
スープを煮込み続けるガス代も、バカになりません。
自作の場合は、材料費を気にしなくていいので、
美味しいものが作れるに違いない。
そんな想いで、通販サイトとスーパーで材料を調達しました。
豚骨、鶏ガラ、豚の肩ロース肉、バラ肉。
合計で5kg以上購入しました。あとは野菜やニンニクなど。
スープを煮込むための「寸胴」も購入しました。
作り終わったあとは、置き場に困ります。。
作り方としては、まず鶏ガラと豚骨を軽く下茹でしまして、
アクをある程度出してしまいます。
下茹で直後のスープ材料は、こんな感じぐちゃぐちゃしてます。
付着している汚れや、取り切れていない内臓部分を、
亀の子たわしなどを使って取り除きます。
だいぶキレイになりました。これを長時間煮込みます。
寸胴に入れた直後の写真。
野菜をその上に入れます。
入れすぎると甘くなってしまうので、控えめにしました。
ネギ、タマネギ、にんじん、生姜、ニンニクなど。
そして、煮豚用の肉にたこ糸を巻き付けて鍋に投入。
2時間ほど煮込んで、肉のうま味をスープの中に抽出します。
材料を投入後、1時間ちょっと経った写真です。
ちょっとだけスープっぽい感じになってきました。
このあたりで煮豚をスープから取り出し、醤油だれにつけ込みます。
タレの味を豚へ存分に含ませるとともに、
醤油だれの方にも、深みとコクを出すことができます。
ちなみに、醤油だれの中にはみりん、お酒のほか、
味に深みを出すための隠し調味料が何種類も入っています。
※今回、化学調味料は使いませんでした。
2時間漬け込んだあとの煮豚は、かなり美味しそうな色になってます。
ただ、切ってみると少しぱさぱさした感じがします。。
スープから、早めに出した方が良かったですね。
スープは業務時間中、ずっと火に掛けておきます。
火加減もガス代も気になりっぱなしでした。
合計で8時間くらい煮込むと、スープはすっかり少なくなり、
何とも言えない美味しそうな色合いになりました☆
豚骨などを取り出して、ザルで漉してみると・・・
横浜家系ラーメンのような、濃厚スープができました。
あとは麺を茹でて、醤油だれをスープで割って、
そこに具を盛りつけて完成という訳です。
さすがに製麺をするまでには、至りませんでした。
だいたい10人前くらいの分量が出来たのですが、
掛かった材料費は、1万円くらい。
これだと、2千円以上で提供しないと利益は出せません。
やはり、お店を出すのは難しそうです。。
とはいえ、自作ラーメンは奥が深く、
まだまだ美味しいのが作れそうな気がしました。
次回は、天下一品っぽいラーメンを作ってみたいと思います。