更地にめげない地方投資。
2015年8月24日 07:10
先週末に、長渕剛さんが富士山のふもとで、
10万人を集める規模の、オールナイトライブを開催しました。
その人数もさることながら、場所がそもそも、
このようなイベントのために作られたところではないので、
現地にたどり着くだけでも大変なようです。
夜の9時から翌朝6時までのイベントだったようですが、
最後のお客さんが退出できるのは、なんと7時間後の午後1時。
同じ10万人規模でも、幕張メッセなどの便利な場所とは、
行く方も演る方も、難易度が全然違いますね。。
さて、さすがにこのくらいの場所だと不動産投資はできませんが、
地図上でチェックして「かなりの田舎だな」と感じるエリアであっても
意外と地元の人には人気の場所だったりします。
そして、賑わっているか閑散としているかどうかより、
ニーズがあるかどうかと、競合物件があるかどうかを、
見極める方が大切です。
ぼくの持ち物件だと、こんな過疎地のような場所でも、
入居率は常時9割以上をキープしている反面、
この田んぼなら、10万人ライブもできる!
今年売却したマンションは、同じ入居率を維持するために、
かなり広告料やリフォーム費用を使っていました。
航空写真で見ると、先のマンションよりかなり賑わっている場所です。
フルローンで物件を購入するためには、
返済比率を一定以下に保つため、ある程度の利回りが必要で、
その利回りのためにエリアを犠牲にすることもあります。
都会生まれの都会育ち・・というような人の場合、
どうしても「表面的な賑やかさ」に、気を取られがちかもしれませんが、
ニーズと競合に注目して、エリアを見極めるといいと思います。
更地にめげてしまっては、本質を見極めることはできないのです。