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火災保険の改定情報。

10月から損害保険各社で、火災保険が改定されます。


価格を一斉に値上げするのは、何となく談合やカルテルみたいですね。

しかし保険会社は、「損害保険料率算定会」が決定した参考純率をもとに、
付加保険料(経費など)を追加して保険料を決めているので、
純率が変更されれば、全社保険料も変わってくるのです。

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料率算定会のサイトより抜粋。


さて、改定内容として大きなものは2つあります。

1.平均で3.5%の保険料引き上げ。
2.これまで最長36年の契約ができたものが、10年までに短縮。


保険料率は、全国のあらゆる構造を平均して3.5%の上げ幅で、
個別で見るとかなりのバラツキがあります。

香川県の木造住宅では2割も保険料が下がったりする反面、
東北地方はほぼ値上げ。青森の鉄骨構造は3割近い上げ幅になります。

全体的に「火災よりも水漏れや風災の被害が増えた」ことにより、
RCと鉄骨の保険料が上がる傾向にあるようです。


保険期間は、確かにこれまで長く設定できすぎました。
30年後の自然災害発生率や物価なんて分かりませんし、
低金利下で保険料を運用しても、得られる利益はたかが知れています。

これまでは、約21年分の保険料で30年加入できましたので、
かなりお得だったのですが、仕方ありません。


ちなみに、1年の保険料が10万円だと仮定すると、
5年一括で43万円、10年だと82万円の支払いになります。
途中で解約しても、ほぼ月割りで戻るので安心。

キャッシュに余裕があれば、長めに契約しておくのが良さそうです。


あと、三井住友海上で「家主費用特約」という商品ができ、
これがまずまず使えそうなのでご紹介。

これは、賃貸住宅内で死亡事故(自殺、犯罪死、または物的損害を伴う孤独死)が
発生した場合において、遺失家賃や清掃・脱臭などの費用を、
保険金として払ってくれるというものです。

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パンフレット「GKすまいの保険」より抜粋。


他社も追随すると思いますが、今のところ独自商品のようです。
大家さんにとっては、有り難いですね。

上下左右の隣接戸室の遺失家賃の、最大12ヶ月分と、
最大100万円までの費用保険金が支払い対象ということなので、
数百万円のPML(最大損害額)に対応できます。





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