川上情報の正体。
2015年9月16日 07:15
読者さんからの質問を頂きました。
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質問:ネットに出回っている物件情報は川下情報ではないかと
思うのですが条件の良い物件や掘り出し物件はあるのでしょうか。
けーちゃん(さん)はネットでも物件を探しているとの記事を
読みましたがそういった良い物件は探せるものなのでしょうか。
あるとしたら条件等はどうやって絞っていますか。
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この、川上、川下という言い方が、
混乱や間違った期待を招いてると思うんですよね。
不動産は不動産会社(宅建業者)が取り扱いますが、
彼らも商売で物件の仲介をしています。
「価値に比べて、明らかに安い」という情報も、たまには出ることもありますが、
そういう物件は、表に出す(=川下に流す)前に、
自分で買ってしまうんですよね。
そのまま仲介すると、手数料3~6%しか取れませんが、
転売すれば、いくら利益を乗せてもオッケーです。
今では、中間省略登記という手法を使って、取得税を払わずに転売ができますし。
おそらく質問者さんは、
「川上物件(=掘り出し物物件)とは、
1億円ですぐに売れるものが、8千万円で買えるような未公開情報」
という認識だと思いますが、そんなものはありません。
では、川上・川下ではなくてどんな呼び方をしたらいいのかというと、
「商品化されていない不動産情報」というのが近いです。
空き室が多く、建物にも不具合がたくさんあるとか、
悪質な滞納者が居座っているとか。
いわゆる「安い」物件を買おうとするのなら、
そういった半製品みたいな物件を買って、
安定した収益を生む不動産を作る気構えが必要です。
そういう物件でしたら、ネットにも出てますよ。
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