20年後のことなんか分からないから買えないよー。
2016年3月31日 13:09
不動産投資をスタートしない人の言い分として、
「今は買い時ではない」というのに次いで多いのが、
・20~30年後にどうなっているか、分からない。
というものです。
通常、不動産投資の融資は長期で組みますので、
それを完済できる頃の、経済状況や金利、人口増減などが
不透明なので投資ができないという理由です。
不動産投資だけでなく、普通の住宅を買う人も、
これを理由に躊躇することがありますね。
こういった方は、不動産を車や電化製品などの
耐久消費財と同じに考えてしまってます。
不動産は、それこそ何百年も前から「手堅い資産」とされており、
価値と価格が見合っていれば、
確実に売却して、現金に戻すことができます。
ちゃんと価値のあるものを購入し、
購入後できるだけ早く、「ローン残債<売却想定額」になるよう
しっかりと価値を維持するようにすれば、
いつでも、手出しナシで不動産を処分できる訳です。
その「ローン残債<売却想定額」を維持できる限り、
いつでも抜けられるゲームに参加しているようなもので、
長期保有のリスクは極小化できます。
だから、20~30年どころか10年先さえ、
読み切れている必要などありません。
ぼくは不動産投資を12年やってますが、
実際、10年以上保有している物件などありません。
金沢で2006年に買ったマンションが、
今年の9月で、めでたく保有10周年になりますが、それも
「いつでも残債以上で売れるけど、まだ売らない方がいい」
という状態の延長線上でしかないのです。
不動産投資をやり続けている人は、
別に、長期的な日本経済を見通せている訳ではなく、
資産を買っているという正しい認識があるだけです。
ちなみに、一番多い「買い時ではない」という方へのアドバイスは
以前のメルマガで書いてますので、
よろしければ、バックナンバーを探してみてくださいね。