不動産投資で一番「ダサい」失敗とは?
2017年6月 3日 09:04
不動産投資にも、様々な失敗事例があります。
以前に、HOME'Sのコラムで失敗シリーズを書きましたが、
勉強不足やアンラッキーなトラブルで、予定通りの収益が得られなかったり、
損失を出したりする方もいます。
ただ、スポーツやビジネスを同じで、
不動産投資でも「仕方がない失敗」もあります。
指値交渉で欲張りすぎたり、コミュニケーション上のことだったり、
リフォーム後の部屋が今ひとつダサかったり。
このくらいの家賃で決まると思ったけど厳しかったり、
広告費相場が、思ったより高騰したり。
こういったことは、今後の糧になりますし、
やってみないと身につきにくいスキルでもありますので、
ある程度、しょうがないと思います。
頑張った結果、であるとも言えますね。
逆に、絶対に避けられる失敗というのもありまして、
こういうタイプの失敗は、超ダサいです。
その典型が「経費の読み誤り」です。
業者さんからの提案書に記載がなかったけど、
購入時や、運営コストにおいて予定外の支出があった・・・。
こういう失敗はいけません。
購入時の諸費用や運営コストというのは、
新築アパートの家賃とか、築古物件の修繕費と違って、
最初から、費目が分かっているものです。
「築古リフォームをしていて、予想以上に配管が劣化していたので、
追加で50万円費用が掛かった」
というのと、
「エレベータのメンテナンス費用が掛かるとは知らなかった」
というのは、失敗の質が違います。
こういった支出は購入前から「どんな費用が発生するのか」が
明らかな上に、おおよその予算も分かります。
従って、経費の読み誤りは勉強不足が招くレベルの低い失敗なので、
一棟めを買うときから、完全に回避することができます。
失敗をするにしても、このタイプだけは避けるよう、
不動産投資の「教科書的な本」を読んで、勉強するようにしてください。
大家さんの体験談が中心の「武勇伝本」だけを読んでいると、
こういった体系的な知識は身につきづらいです。