素早く、断固とした行動
2008年2月10日 05:52
数日前に紹介した不動産王 ドナルド・トランプさんの自伝。
ずっと前に、別の出版社さんからも出ていた本なんですね。
トランプさんが40歳くらいの頃に書かれたようです。
おもしろい一節がありましたのでご紹介。
--------------------------------------------------------------------------
財団は2500万ドルでこれ(部屋が108室もある別荘)を売りに出した。
(中略)私はすぐに1500万ドルというオファーを出したが、
即刻断られた。
その後数年間の間に財団は、私のつけ値より高い値段で何人かの買手
と契約を結んだ。しかしいずれの場合も、最終的に取引が成立する前に
話はこわれた。
私はそのたびにまたオファーを出したが、
つけ値は必ず前の時より低い額にした。
最後に1985年の末、
私は屋敷に500万ドル、さらに屋敷内の備品に300万ドルを
現金で支払うというオファーを出した。
財団はこの頃には不成立に終わる取引に嫌気がさしていたらしい。
彼らは私のオファーを受け入れ、1ヶ月後に売買が成立した。
-------------------------------------------------------------------------
すごいですね。
鬼のような指値どころの話ではありません。(^^;)
トランプさんのコメントによれば
「うまいタイミングをとらえて素早く、そして断固とした行動をとることが
いかに大きな利益に結びつくかを示す例だと言える」
だそうです。
弱気になってはだめですね。
キャッシュで支払えるとか、融資が確実に通るというのは、
非常に有利な交渉材料だと思います。
一般的には、物件の購入は
「情報」→「現地確認」→「指値で買付」→「契約後に融資の打診」
という順番で進みます。
ぼくの場合は、満額で入れることはほとんどないのと、
物件が遠隔地にあることが多いことから、
「情報」→「融資の打診」→「指値で買付」→「通れば見に行く」
という順番です。
この場合、融資が通っていることで指値の交渉力が
格段に高まることと、
指値が通って希望の利回りが得られる場合だけ
現地へ行けばいい訳ですから効率的です。
この順番で取引を進めるためには、取引銀行と気軽に相談できるような
関係を作らなければいけませんし、
現地に行く前に、物件の詳細が手に取るように分かるくらいの情報を、
親しい業者さんを通じて入手しておく必要があります。
投資はチーム。まさにその通りです。(^▽^)
自分ならではの満室チームを作って、
トランプさんをめざして有利な取引をしましょう~☆
■満室チームの作り方を、メルマガでお話しています。
現在のご購読者様は650名。登録よろしくお願いします。 (^○^)9
コメント (2)
参考になりました。断固とした行動っていうフレーズがいいですね。
投稿者: 星輝 | 2008年2月10日 11:52
そうですね。
ここ以外にも、本の中で何度か出てくるフレーズです。
投稿者: 投資家けーちゃん | 2008年2月10日 20:24