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保険の用語解説

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さて、今日は「保険の用語」について。

知ってるようで知らないことが多いのですが、
大家さんにとって重要なものだけを、説明します。


まず、「保険料」「保険金」

契約者が保険に加入するときに支払う掛け金が「保険料」で、
事故のときに、保険会社から支払われるのが「保険金」です。


次に、「保険金額」という似た言葉がありまして、
これは、簡単にいうと「契約金額」とか「支払限度額」に
近いイメージです。

「物件を購入したので1億円の火災保険に入った」という場合、
この1億円というのが、保険金額です。


保険金は、事故の規模や被害額に応じて、
その都度違いますから、「保険金額」=「保険金」ではありません。


ここですでに、ヤヤコシイですか?(笑)


さらに似たようなのを、もう一個だけ。
「保険価格」という言葉を覚えてください。


これは、アパートの火災保険の場合、
「保険会社的に建物を査定した際の、その査定額」
ということになります。

だから、「保険価格」=「保険金額」とする契約が、
過不足のない、良い契約ということになります。


ちなみに、自動車保険の場合の保険価格は、
その自動車の時価額(保険会社的な)になります。

生命保険や傷害保険など、人を対象とする場合は、
保険価格という概念はありません。


ちなみに、火災保険でいう建物や家財、
自動車保険での車を、「保険の目的」という名称で、
約款やパンフレットなどが書かれてます。


普通、「保険の目的」なんて言うと、
「どうして保険に加入するのか?」みたいな意味ですが、
専門用語的には、そうではないです。


まとめた例文を作ってみました。

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 大家のAさんが物件を購入しました。

 「保険の目的」である築15年のRCマンションは、
 
 「保険価格」が1億円だったのですが、

 「保険金額」は5千万円で火災保険に加入しました。

 「保険料」は10年一括で、25万円でした。
 Aさんは、ちょっと節約できた気分です。

 運の悪いことに、半年後に火災がありました。

 半分燃えて、修理費は5千万円。
 Aさんは、「ラッキー!保険金額の範囲で収まった!」と
 喜んでいましたが、

 「保険金」は、2500万円しか支払われません。

 Aさんは、自己資金で修理ができず、
 一気に窮地に陥ってしまいました。
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ところで、なぜ大家のAさんは、
5千万円の保険金をもらうことができなかったのでしょうか。

数年前に流行った、保険会社の「支払漏れ?」
そうではありません。


明日の記事で、この解説をしますので、
ブログランキングをクリックして、1日お待ち下さい。(笑)





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