保険の用語解説
2009年7月16日 07:02
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さて、今日は「保険の用語」について。
知ってるようで知らないことが多いのですが、
大家さんにとって重要なものだけを、説明します。
まず、「保険料」と「保険金」。
契約者が保険に加入するときに支払う掛け金が「保険料」で、
事故のときに、保険会社から支払われるのが「保険金」です。
次に、「保険金額」という似た言葉がありまして、
これは、簡単にいうと「契約金額」とか「支払限度額」に
近いイメージです。
「物件を購入したので1億円の火災保険に入った」という場合、
この1億円というのが、保険金額です。
保険金は、事故の規模や被害額に応じて、
その都度違いますから、「保険金額」=「保険金」ではありません。
ここですでに、ヤヤコシイですか?(笑)
さらに似たようなのを、もう一個だけ。
「保険価格」という言葉を覚えてください。
これは、アパートの火災保険の場合、
「保険会社的に建物を査定した際の、その査定額」
ということになります。
だから、「保険価格」=「保険金額」とする契約が、
過不足のない、良い契約ということになります。
ちなみに、自動車保険の場合の保険価格は、
その自動車の時価額(保険会社的な)になります。
生命保険や傷害保険など、人を対象とする場合は、
保険価格という概念はありません。
ちなみに、火災保険でいう建物や家財、
自動車保険での車を、「保険の目的」という名称で、
約款やパンフレットなどが書かれてます。
普通、「保険の目的」なんて言うと、
「どうして保険に加入するのか?」みたいな意味ですが、
専門用語的には、そうではないです。
まとめた例文を作ってみました。
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大家のAさんが物件を購入しました。
「保険の目的」である築15年のRCマンションは、
「保険価格」が1億円だったのですが、
「保険金額」は5千万円で火災保険に加入しました。
「保険料」は10年一括で、25万円でした。
Aさんは、ちょっと節約できた気分です。
運の悪いことに、半年後に火災がありました。
半分燃えて、修理費は5千万円。
Aさんは、「ラッキー!保険金額の範囲で収まった!」と
喜んでいましたが、
「保険金」は、2500万円しか支払われません。
Aさんは、自己資金で修理ができず、
一気に窮地に陥ってしまいました。
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ところで、なぜ大家のAさんは、
5千万円の保険金をもらうことができなかったのでしょうか。
数年前に流行った、保険会社の「支払漏れ?」
そうではありません。
明日の記事で、この解説をしますので、
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