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保険金額が足りない契約

来週、急遽富山に行くことになったので、
いろいろ準備で、バタバタしています。。(◎-◎;) 

準備以外は、かなり暇なスケジュールなので、
早く当日にならないかなぁ・・という感じ。


ちなみに、今回は解禁直後の「庄川鮎」を、
食べに行きたいと思ってます。

090717000.JPG

普通にイメージする鮎の塩焼きよりも、
かなり小振りで、柔らかいのが特徴です。


さて、今日の損害保険記事は
「保険金額」と「保険価格」と「保険金」の関係です。

用語そのものの解説は、昨日の記事を参照してください。


再掲になりますが、このAさんの話。

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 大家のAさんが物件を購入しました。

 「保険の目的」である築15年のRCマンションは、
 
 「保険価格」が1億円だったのですが、

 「保険金額」は5千万円で火災保険に加入しました。

 「保険料」は10年一括で、25万円でした。
 Aさんは、ちょっと節約できた気分です。

 運の悪いことに、半年後に火災がありました。

 半分燃えて、修理費は5千万円。
 Aさんは、「ラッキー!保険金額の範囲で収まった!」と
 喜んでいましたが、

 「保険金」は、2500万円しか支払われません。

 Aさんは、自己資金で修理ができず、
 一気に窮地に陥ってしまいました。
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なぜ、保険金額の範囲内の損害であるにも関わらず、
満額の支払いが受けられなかったのかというと、

この契約が、「一部保険」だったからです。


一部保険というのは、保険価格に対して、
満額の保険金額で契約されていないことを言いまして、
支払削減の対象になります。

これは別に、保険会社が渋っている訳ではなくて、
数学的に考えると、ごく当然の考え方です。


細かな原理は知らなくても大丈夫なので、
「保険金は、被害割合に応じて支払う」という感じで、
簡易的に覚えておけばいいと思います。


この一部保険の規定は、
若干契約者に有利なように修正されていますので、
実際には、もう少したくさん保険金が支払われます。

ですが、賢い大家さんとしては、
くだらないミスで大損をする訳にはいきません。

保険金額については、しっかり確認をするようにしてください。


ちなみに、このような「一部保険」は、
鬼のような指値を入れて、割安で物件を買った時ほど、
ミスをしやすいので、注意が必要です。

購入価格と保険価格には、何の関係もありません。


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コメント (4)

保険価格:保険金額=1億円:5千万円つまり2:1だから、
修理額:保険金が=5千万円:Xで、
X=2千5百万円になるという考え方でいいのでしょうか?


そうですねー。

分かりやすく簡単に説明してるので、
現実にはちょっと違いますが、
だいたいそういう考え方であってます。(^^)

なるへそ(゜-゜)

つまり、「鬼のような指値」で購入した場合、「自分が購入した金額」=「保険金額」とするとマズイということでしょうか?

「保険価格」で入ればいいってことですよね?

勉強になります(^-^)

ランボルオーシャンさん

コメントありがとうございます。

そうですね。指値をしない場合でも、
売値と保険価格が同じとは限らないので、
注意した方がいいです。


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