保険金額が足りない契約
2009年7月17日 07:05
来週、急遽富山に行くことになったので、
いろいろ準備で、バタバタしています。。(◎-◎;)
準備以外は、かなり暇なスケジュールなので、
早く当日にならないかなぁ・・という感じ。
ちなみに、今回は解禁直後の「庄川鮎」を、
食べに行きたいと思ってます。
普通にイメージする鮎の塩焼きよりも、
かなり小振りで、柔らかいのが特徴です。
さて、今日の損害保険記事は
「保険金額」と「保険価格」と「保険金」の関係です。
用語そのものの解説は、昨日の記事を参照してください。
再掲になりますが、このAさんの話。
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大家のAさんが物件を購入しました。
「保険の目的」である築15年のRCマンションは、
「保険価格」が1億円だったのですが、
「保険金額」は5千万円で火災保険に加入しました。
「保険料」は10年一括で、25万円でした。
Aさんは、ちょっと節約できた気分です。
運の悪いことに、半年後に火災がありました。
半分燃えて、修理費は5千万円。
Aさんは、「ラッキー!保険金額の範囲で収まった!」と
喜んでいましたが、
「保険金」は、2500万円しか支払われません。
Aさんは、自己資金で修理ができず、
一気に窮地に陥ってしまいました。
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なぜ、保険金額の範囲内の損害であるにも関わらず、
満額の支払いが受けられなかったのかというと、
この契約が、「一部保険」だったからです。
一部保険というのは、保険価格に対して、
満額の保険金額で契約されていないことを言いまして、
支払削減の対象になります。
これは別に、保険会社が渋っている訳ではなくて、
数学的に考えると、ごく当然の考え方です。
細かな原理は知らなくても大丈夫なので、
「保険金は、被害割合に応じて支払う」という感じで、
簡易的に覚えておけばいいと思います。
この一部保険の規定は、
若干契約者に有利なように修正されていますので、
実際には、もう少したくさん保険金が支払われます。
ですが、賢い大家さんとしては、
くだらないミスで大損をする訳にはいきません。
保険金額については、しっかり確認をするようにしてください。
ちなみに、このような「一部保険」は、
鬼のような指値を入れて、割安で物件を買った時ほど、
ミスをしやすいので、注意が必要です。
購入価格と保険価格には、何の関係もありません。
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コメント (4)
保険価格:保険金額=1億円:5千万円つまり2:1だから、
修理額:保険金が=5千万円:Xで、
X=2千5百万円になるという考え方でいいのでしょうか?
投稿者: まさぼう | 2009年7月17日 12:58
そうですねー。
分かりやすく簡単に説明してるので、
現実にはちょっと違いますが、
だいたいそういう考え方であってます。(^^)
投稿者: 投資家けーちゃん | 2009年7月17日 15:10
なるへそ(゜-゜)
つまり、「鬼のような指値」で購入した場合、「自分が購入した金額」=「保険金額」とするとマズイということでしょうか?
「保険価格」で入ればいいってことですよね?
勉強になります(^-^)
投稿者: ランボルオーシャン | 2009年7月17日 20:41
ランボルオーシャンさん
コメントありがとうございます。
そうですね。指値をしない場合でも、
売値と保険価格が同じとは限らないので、
注意した方がいいです。
投稿者: 投資家けーちゃん | 2009年7月18日 09:01