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買っても良い高利回り物件とは?

今日はお昼から、お宝不動産の石渡さんセミナー。
夜は西山雄一さん主催の、空室対策セミナーに参加します。

体力使いそうですが、頑張ります。


さて、昨日の続きで「買っても良い高利回り物件」ですが、
以下の3つに当てはまるかどうかで、
全ての物件の購入可否を、判断することができます。


1.その利回りは十分に高いか。

2.その利回りは本当に高いか。

3.その利回りはずっと高いか。


「十分に高いか」というのは、平均の入居率や、
エリアのキャップレートを勘案しても、
十分に高い物件を購入するということです。

例えば、富山で築15年くらいのRCでしたら、
利回り13%とかでは、全然高利回りとは言えません。


「本当に高いか」の判断については、
固定資産税や運営費(地方の方が高率になりがち)を考慮に入れ、
純粋に手元に残る利回りが高いのかどうか。

特に、他に面積あたりの賃料の安さは、
地方のアパート経営を、経費で圧迫するので注意です。


最後に「ずっと高いか」は分かりやすくて、
入居率や家賃の低下が少なく、利回りを維持できるかどうか。

将来の価値の下落を先食いしてるだけでは
高い利回りの、意味がありません。


以上のことを考えると、巷の高利回り物件は、
何かの理由があって激安であることがほとんどです。
要するに、「買ってはいけない」ものです。

また、本当に良い高利回りは、すぐに売れちゃいます。

ですので、良い高利回り物件を買うには、
先日の記事に書いた2か3の方法が、ベストではないかと思います。


3の「空室の多い物件を安く買って満室にする」というのは、
自分が3棟続けて実践して成果が出た方法です。


最近売れているこちらのDVDで、
探し方、買い方、融資の通し方などを説明しています。





コメント (2)

けーちゃん様

長いコメントを読んでいただきまして、ありがとうございました。

先のコメントで私が一番お伝えしたかったことは・・・


不動産投資家は、利益「儲け」のことを「利回り」としなければいけないのに、「売上」(収益)のことを「利回り」とする重大な間違いを犯しているという事です。


決算書の利益、すなわち減価償却分をマイナスした分の利益(儲け)を利回りとしないと正しくありません。

その点の無知に付け込む「高利回り物件」を仲介する業者が、世にはびこっていることを腹立たしく思います。


*大都市部の家賃の坪単価の高い物件は、利回り(正しくは売上回り)は低くとも、物件価格が下落していく速度が遅い。(売るときに、大きく値下がりしない)

*地方、郊外部の家賃の坪単価の低い物件は、利回り(正しくは売上回り)は高くとも、価格が下落していく速度が速い。(売るときに、大きく値下がりする)

ということを、しっかりと認識しておく必要があるとおもいます。


また、長い期間稼げない(高利回り物件)をつかまされないために、債券投資に「最終利回り」という考え方がありまして、応用すれば、不動産投資の判断基準の一つとして使えると思います。(短い期間でも、沢山稼げる物件ならば、価値ある物件と言えますので)


それは・・・
(決算書の見込み利益×稼げる見込みの年数)÷稼げる見込みの年数

と購入価格の比率のことで、これを「最終利回り」と言います。

但し、(決算書の見込み利益)としたのは、建物が古くなっていくので、未来の賃料は下落していく傾向となり、メンテナンスコストは上昇していく傾向になるので、その相当分を見込むという意味です。

「最終利回り」を使うことによって、築浅、蓄古の比較がある程度ですが(奥は深いので)容易になると思います。

けー太さん

熱の入ったコメント、ありがとうございます。(笑)
最終利回りを考えた投資。大切ですね。


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