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口頭弁論 後編

一昨日の口頭弁論についての続きです。


原告席に着座しますと、書記官の方が、

「ただいまより、平成23年(ワ)208号・・・」という感じで、
事件名を読み上げ、「口頭弁論を始めます」と宣言します。

被告である入居者さんからは、
前日に連絡があって、裁判を欠席するとのことです。



よっしゃ!(≧∇≦)9


小さくガッツポーズです。


俗に、「欠席裁判」という言葉があるように、
裁判を欠席するというのは、何の主張もできずに終わり、
欠席者にとって圧倒的に不利になります。

そのまま自分の言い分のみを話して、
全面的に勝訴・・ってことになるんだろうな・・と、
0.2秒くらいで考えました。


しかし、書記官の方から、

「被告から、答弁書が来ておりますので確認してください」

と一枚のFAXコピーを渡され、受領書にサインをしました。


ちなみに、着座の前にも「出頭した」っていうような趣旨の
サインをさせられています。


「答弁書」とは、

日本の民事訴訟において、訴状記載の請求の趣旨に対する答弁や
訴状記載の事実に対する認否を記載した書面(Wikipediaより)


ということで、おそらくは被告からの

・賃料支払いの意志はあるものの、滞納はやむを得なかった。

みたいなことが書いてあるんだと思いました。


しかし、実際の答弁書はというと・・・

110226000.jpeg



・・・( ̄△ ̄;)?!



手書きはいいとしてもですね、
これって、答弁として認めていいものなんでしょうか??

110226001.jpeg


だって、訴状が滞納者さんのところに届いてから、
1ヶ月以上も経ってる訳ですよ。


訴状は、A4に比較的ゆったり書いてあって、
添付書類一覧なども含めて、全部で4ページだけです。

1週間に1枚ずつ読んだとしても、
期日までに、検討は終了すると思うんですよ。


弁護士だって、1ヶ月あれば何人にも相談できるし、

って、そもそも、
「弁護士を雇うお金があったら、滞納分払ってよ」って話です。



「これって、答弁と言えるんですか?゛(`ヘ´#)」

と反論しては見ましたが効果なし。


裁判官から、簡単な事実確認の質問を2~3個受けて、
開廷3分後には、「次の期日はいつにしましょうか?」という
結びの言葉が出てくる始末でした。

やむなく、約1ヶ月後に第2回の期日を設定。

掲示のとおり、きっかり5分で終了しました。ε= (´∞` )


帰り道を歩きながら、

「こんな答弁で通ってしまうんだったら、
永遠に裁判を引き延ばせるのではないか?」

なんてことを考えていましたが、
帰宅後に調べてみると、1回目の口頭弁論の時には、
このようなテクニックが使えるんだそうです。

参考サイト(法律事務所のホームページ)


次の口頭弁論では、さすがに決着が付きそうですね。

ていうか、そうなってほしいです。(/_;。)




コメント (6)

手書きの文字がい~味出してますねぇ~。
特に「る」がいいと思ふ。

それはともかく
この滞納者はやっぱ確信犯ですよ。

けーちゃんより上手かもしれません。。
でも、
けーちゃん、ぜったいがんばってほしい。

いつもブログ拝見しております。

ご負担、ご心労、お察し申し上げます。

プロというか、お金を支払わないことに関して、

非常に長けた悪知恵をもつ相手ですね。

残念ながら、どういった世界にも

こういう輩は一定割合でいらっしゃいます。

私の物件にも滞納者は存在しますが、

管理会社への連絡、督促、法的手続き等

できるだけ感情をいれずに淡々と進めていくことを、

心がけております。

感情的になってしまっては、

言葉尻を捕まえられ、法的に問題となる点に

ひっかかる可能性も高くなりますので・・・

(本当は罵詈雑言浴びせてやりたいのですが。)

メルマガにも書かれていることは当方も常々思っていることです。

激しく同意いたします。

政治的な働きかけをしないと

いつまでも少数派かつ妬みの的となりうる大家さんは、

これから先、いじめられっぱなしとなる感じがします。

(法的にも、税制的にも最近そのような流れとなっていますから)

といって政治家に働きかけをするくらい

時間的な余裕、力量がある人なら、

いっそ海外へ住み替えてしまうでしょ。 

と思う、今日この頃です。

 ごくろうさんです。こいつは間違いなく確信犯です。よその物件でも、このような手段を使い、法外な立退き料などをせしめている悪人かもしれません。法的知識にうとい老人などは、この種の不良人種の食い物にされることも多い現実があります。
 ある意味開き直っている野郎ですので、そういった覚悟も必要です。一種の戦争と言う覚悟で望むと、その気迫にひるむこともあります。いずれにせよ、滞納者が法的に正義と言うことは無いです。
 私の物件でも失踪行方不明になっておる者がいますが、損害金に金利をつけて、時間稼ぎをするほど地獄に落ちていくよう、工夫しています。
 まあ最終的には自己破産でとんずらするくらいでしょうけど、まあこれも投資の必要経費と割り切っております。

たまさん

コメントありがとうございます。

すごいクセのある字ですよね。
「弁」を、ああやってつながて書く人、初めて見ました。

関西のけんたろさん

コメントありがとうございます。^^

そうですよね。感情を込めずに淡々と、
作業としてこなしていくのが最善だと思います。

滞納って、金銭的な負担はもとより、
その滞納者の人格に失望するストレスが辛いですよね。

小規模大家さん

いつもありがとうございます。
食い物にされないよう、気を付けなければ・・^^;(笑)

早期決着すべく頑張ります。


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