地震保険で困っている大家さんのパターン
2011年4月 6日 07:41
震災以降、地震保険を中心とした、
損害保険の質問や、問い合わせが相次いでいます。
実際に被害があった大家さんであったり、
これから売買契約をする方、知人が困っている方など、
いろんな方からメールをもらってます。
今日は、保険関連で困っている
大家さんのパターンを、いくつか挙げたいと思います。
1.地震保険に加入してないRC物件で、地盤崩壊。
「耐震基準を満たしているから、地震保険は不要」という
おかしなコラムやブログ記事を、いくつ読んだか分かりません。
火災保険は、「地震を原因とする火災」「津波」「地盤崩壊」
について、一切補償の対象としていません。
2.一部損・半損認定されたけど、損害額を回収できない。
これは、契約した保険金額が足りません。
地震保険は、主契約である火災保険の最大50%まで、
保険金額を設定することができますが、
リスクに見合った保険金額になっていないことが多いです。
地震は起きないって思ってるから、こういうことになります。
3.代理店が頼りにならない。
損害保険の品質は、代理店の品質とイコールです。
代理店関連でハマっているパターンは2つあって、
ひとつが、銀行から紹介された代理店で契約している。
ほとんどが銀行の子会社で、支店長になれなかった行員さんが、
天下りのような感じで、そういう会社に行きます。
もうひとつは、契約した代理店が廃業しているパターン。
どちらも、自分のために親身になってくれる人がいないので、
保険金の請求においては、知識、経験、資金力の全てに勝る保険会社と、
ひとりでガチンコ勝負を挑まなければなりません。
日本の国土は、地球の0.2%の面積しかありませんが、
M6.0以上の地震の、実に20%が日本と近海で発生します。
間違いなく、大震災はこれからも起こります。
地震で建物が崩壊しても、破産しないような仕組みを、
作っておくことは、不動産投資の必須要件と言えると思います。
今回の震災で、ご自身のリスク対策について、
不安を持たれた方は、ぜひ下記の講座を受講下さい。
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