地震保険のちょっとマニアックな話
2011年4月 7日 07:49
今日は、取材や打ち合わせで1日ずっと外出です。
ブログを更新したら、すぐに出かけますが、
昨日の地震保険関連の記事で、
追加でお伝えしたいことを、まとめておきます。
まず、地震保険の金額が足りないときの対策ですが、
東京海上日動火災で販売されている「超保険」という名前の商品に、
「地震危険等上乗せ補償特約」というものがあります。
これは、一定の条件を満たした契約について、
地震保険の保険金を、割り増しで支払えるようにする特約で、
主契約の最大50%という縛りのある、
地震保険の弱点を、カバーできるかと思います。
ただ、超保険という商品は、
火災保険だけでなく、自動車保険や生命保険などについて、
まとめて加入するタイプのもので、
物件の地域によりますが、火災保険単独では加入できません。
また、物件を法人で持っている場合は対象外です。
それから、商業ビルや事務所に地震保険を付けたいという
ニーズも多いかと思います。
居住用の物件以外の場合は、「地震拡張担保特約」という、
地震保険とよく似た特約を付ることができます。
・・・が、
この拡張担保特約は、保険料がめちゃめちゃ高い上に、
保険会社が、そう簡単に引き受けてくれません。
地震拡担は、家計地震保険(通常の地震保険)のような、
政府による再保険制度がないので、
※再保険・・・保険会社が別の保険者にリスクを転嫁すること。
あまりにたくさんの契約を集めてしまうと、
地震が起こった際に、保険会社が潰れてしまうからです。。
ぼくは、地震は必ず来ると思っていますので、
当然ながら、地震保険は多めにガッチリ掛けていますし、
地震保険が契約できない商業ビルなどは、
資産の余力がないうちは、購入対象からは外しています。
来月開催されるセミナーでは、
今回の記事以上に、実践的な話をします。
コメント (2)
ありがとうございます。
参考になります。
以前から、地震保険は損害補填と言うよりは復旧生活支援との位置づけです。命が助かれば、事業・仕事は後の努力ということで。やはり、最低限の生活支援というところでしょうね。
投稿者: 静岡すずめ | 2011年4月 7日 11:48
静岡すずめさん
コメントありがとうございます。
そうですね。地震保険=損害補償ではないです。
・・が、大家さんの立場だとそうも言ってられないので、
補償される契約をするべきかと考えています。
投稿者: 投資家けーちゃん | 2011年4月 8日 08:04