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地震保険のちょっとマニアックな話

今日は、取材や打ち合わせで1日ずっと外出です。

ブログを更新したら、すぐに出かけますが、
昨日の地震保険関連の記事で、
追加でお伝えしたいことを、まとめておきます。


まず、地震保険の金額が足りないときの対策ですが、
東京海上日動火災で販売されている「超保険」という名前の商品に、

「地震危険等上乗せ補償特約」というものがあります。


110407000.gif


これは、一定の条件を満たした契約について、
地震保険の保険金を、割り増しで支払えるようにする特約で、

主契約の最大50%という縛りのある、
地震保険の弱点を、カバーできるかと思います。


ただ、超保険という商品は、
火災保険だけでなく、自動車保険や生命保険などについて、
まとめて加入するタイプのもので、
物件の地域によりますが、火災保険単独では加入できません。

また、物件を法人で持っている場合は対象外です。


それから、商業ビルや事務所に地震保険を付けたいという
ニーズも多いかと思います。

居住用の物件以外の場合は、「地震拡張担保特約」という、
地震保険とよく似た特約を付ることができます。


・・・が、

この拡張担保特約は、保険料がめちゃめちゃ高い上に、
保険会社が、そう簡単に引き受けてくれません。


地震拡担は、家計地震保険(通常の地震保険)のような、
政府による再保険制度がないので、

※再保険・・・保険会社が別の保険者にリスクを転嫁すること。


あまりにたくさんの契約を集めてしまうと、
地震が起こった際に、保険会社が潰れてしまうからです。。


ぼくは、地震は必ず来ると思っていますので、
当然ながら、地震保険は多めにガッチリ掛けていますし、

地震保険が契約できない商業ビルなどは、
資産の余力がないうちは、購入対象からは外しています。


来月開催されるセミナーでは、
今回の記事以上に、実践的な話をします。

地震・災害から資産を守る「不動産リスク対策講座」





コメント (2)

ありがとうございます。

参考になります。
以前から、地震保険は損害補填と言うよりは復旧生活支援との位置づけです。命が助かれば、事業・仕事は後の努力ということで。やはり、最低限の生活支援というところでしょうね。

静岡すずめさん

コメントありがとうございます。
そうですね。地震保険=損害補償ではないです。

・・が、大家さんの立場だとそうも言ってられないので、
補償される契約をするべきかと考えています。


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