プッシュ=思い出してもらう活動。
2013年1月20日 07:39
ちょうど良いプッシュ活動の具体例について。
数ある管理物件を埋めていかなければならない中で、
自分の空室のことを、常時考えているのは難しいものです。
あまり期待しない方がいいでしょう。
良く似た物件を希望されているお客さんにさえ、
案内をしてくれていないのが現状です。
自分の物件のことなど、忘れられているのです。
だから、逆に言えば「思い出してもらう」だけでも、
相当な入居促進効果が得られる・・ということになります。
忘れられている。 → 現況。
思い出してもらう。 → ちょうど良い。
催促されたような気になる。 → やり過ぎ。
くらいのイメージでしょうか。
図で説明すると、下記のようになります。
そしてできれば、コンタクトを取った結果として、
取る前よりも、いい印象をもってもらえるのがベストです。
「リフォームも、募集条件適正化も、アピールポイントの徹底もした」
「あとは頑張ってもらうだけだ」
という状態になったら、
プッシュ活動は「思い出してもらう活動」であるとも言えます。
催促感のない、ちょうど良い「思い出し」のアクションとしては、
以下のようなものがあります。
※いずれの手法も、それ単独で実施するべきであり、
「だから入居を決めて」的な話を一緒にしてしまうと効果は激減です。
1.努力の報告
「スリッパを増やしておきました」「床掃除をしました」
「メジャーと周辺地図を置いておきました」などの活動を報告します。
大家さんも頑張ってるから、当社も・・・というように、
好印象を与えることができます。
2.連絡が取れないという予告
「今週末は打ち合わせが多いので、お電話をすぐ取れません」
「でも、多少の条件交渉は、御社の判断で内諾出して頂いて構いません」
というようなことを敢えて伝えることで、
催促をしないのに、物件を思い出してもらうことができます。
しかも申込が入る前提で話をしているので、
潜在意識に「空室が埋まるイメージ」が植え付けられます。
3.別件→気遣いトーク
「あ、入居のこととは違うんですけど、先週届いた収支明細が・・」
という感じで別件で連絡します。
「入居のこととは違う」と言うことで入居のことを思い出します。
そして用件が終わったあとで、
「来店が多くて大変だと思いますけど、
風邪などもらわないよう、お身体大事にしてくださいね」
しっかり、いい人アピールです。(=´∇`=)
テクニカルな話を書きましたが、
計算ずくでコミュニケーションをしようということではなく、
相手の気持ちを予想して、過度な負担を掛けたり、
ネガティブな印象を与えないようにしましょうというお話です。
良い大家さんになって、ストレスなく入居を決めましょう☆