ぼくは物件の定期巡回と清掃作業を、
各地のシルバー人材センターにお願いしています。
非常に低いコストで、熱心に作業をしてくれますし、
高齢者が活躍する場を提供することは、
社会的にも良いことだと思います。
センターから派遣されてくる方(通称シルバーさん)に、
作業内容を説明したり、就業の管理をする必要はなく、
全部事務局の方がやってくれるので、楽ちんです。
さて、お世話になっている加賀のセンターから、
自宅に深刻な感じの電話がありました。
「実は、ご依頼いただいてるお仕事についてなんですが・・・」
声のトーンを察知して、本能的に恐怖感が走ります。
なぜなら、加賀マンションの定期清掃は、
場所的な問題もあって、なかなか人材が見つからず、
苦労をした経緯があるからです。
もしかして、シルバーさんが辞めるのかも・・・( ̄Д ̄;)
辞めた場合は、しばらく民間の清掃会社に、
作業を委託しなければ・・・確か僻地なので費用が
かなり高かったはず。。
ただでさえ、観光不況で入居率が低下している上に、
エレベータや電気代、超高い固定資産税で、
収益が相当圧迫されている・・・これはマズい。(ここまで0.2秒)
受話器を持つ手に汗がにじみましたが、
事務局の方が続けた内容は・・・
「事業仕分けで予算が減ったので、
次月からの事務費を、1%上げさせて頂けますでしょうか・・?」
事務費は元々5%だったので(加賀市の場合)、
6%になった場合、自分の支出は150円くらいになります。
そんな連絡で、ホントに良かったです。ε= (´∞` )
事業仕分けは、徹底度が不十分という印象でしたが、
こんなところにまで、影響してるんですね。
シルバー人材センターの事業仕分け(PDF)
このPDFを読むと、民業圧迫なんて書いてますが、
民間と同じ値段だったら誰も頼みません。
そうすると、お年寄りの働く機会は激減しますので、
値上げはあまり好ましくないと思います。