昨日もクリックをいただき、ありがとうございます。
ちょっと堅いテーマではありますが、
昨日の記事で、クリックにご協力いただいた皆様は、
リスク感覚に優れた、洗練された投資家だと思います。
できましたら、今日もよろしくお願いします。
★ブログランキング応援&順位を確認★
さて、2日目は「保険が出るか出ないかを判断する方法」。
「保険証券に同封されている、約款を読んでください」
なんて答えたら、激怒されてしまうので、
誰でも判断できる、「3つの条件」をお伝えします。
その3つの条件とは・・・
「急激性」
「偶然性」
「外来性」
です。
保険が支払われるような「事故」なのかどうかは、
上記3つに当てはまるかどうかで、判断されています。
例えば、ケガの保険(傷害保険)でいいますと、
「転んで骨折した」というのは、保険支払の対象になります。
いきなり転んだし(急激)、わざと転んだ訳じゃないし(偶然)、
障害物など外的な要因で転んだ(外来)ので、
保険の支払対象になる・・・という訳です。
だから、靴ズレ(急激性がない)とか、飲酒運転事故(偶然性がない)、
脳卒中で倒れた時に打撲(外来性がない)などのケガは、
傷害保険の対象にはならないのです。
大家業の場合、例えば火事や地震はどうでしょう?
1ヶ月かかって、じわじわと火災が発生したり、
地震の発生を、日時レベルで予想することはできません。
だから、保険の対象になります。
もちろん、火災保険と地震保険に加入してることが条件です。
では、手入れを怠っていたので、
水道管がサビサビになって、破損した場合はどうかというと、
錆びは急激に発生したものではありませんし、
劣化すれば、いつかは破損するということですから、
偶然性もありません。(^^;)
ですから、保険の支払対象ではないということになります。
一般的に、建物の劣化が原因になってる損害は、
ほとんど保険の対象にはなりません。
水道管の破損もそうですし、
屋根が劣化して、雨漏りしたような場合も、
急激性&偶然性がないので、ダメです。
ですが、「水道管が破損して、水道管を直す費用」は
保険で対処することはできないものの、
「水道管が破損して、水が噴き出して濡れた壁や床」は、
保険の対象になるのです。
なぜなら、水が噴き出したのは急激だし、
壁や床が濡れたのは、偶然性が高いと言えるからです。
いやー、意外と難しいですね(笑)
さらにこの、出る&出ないの判断は、
微妙に解釈の余地が残る場合もあります。
要するに、交渉や支払担当者次第で、
判断が変わってくる可能性があるということです。
保険会社と交渉をするのは、
契約の事務取扱をする代理店ですので、
しっかりと選んで、優秀な方を見つけて下さいね。
さぁ、次はノウハウ編。「保険会社の選び方」です。
どの保険会社で契約するのがベストか?
意外な結論・・・乞うご期待です。
ブログランキング応援&順位を確認
▲どこの保険会社が良いのか興味のある方は、
ぜひクリックをお願いします。