施設の保険
2007年3月10日 16:46
持ち物件でいちばん古いマンションが、だいたい築30年くらいです。
築年数が経過していても、管理のよい物件はきれいで長持ちします。
都心のオフィスビルなんかは、毎日お掃除されていますし、定期的な修繕も実施されているので、まったく古さを感じませんね。
仕事でときどき行く三田国際ビル。こんなにきれいで築32年!
一方、やる気のないオーナーに長年所有され、さらに任意売却されたような物件は、長期にわたって完全に放置されており、状態はボロボロです。(;_;)
残念ながら、ぼくの古マンションは後者の方です。
防水の不足から雨水が壁に浸入し、中の鉄筋がさびて膨張するため、「爆裂」という壁面が浮いたような状態になっています。
購入当時(2年前の2月)は建築関連の知識も皆無で、マンションがこのような状態になっていることを見抜けませんでした。
利回りも大切ですが、建物があってこそですよね。。(^^;)ゞ
ということで、あまりお金を掛けたくはありませんが、大家さんとして最低限の安全と居住性を確保しなければなりませんので、建物のメンテナンスも今後やっていく予定です。
それから、万が一に備えて、「施設賠償責任保険」には絶対加入しておきます。
300㎡くらいのマンションなら、限度額1億円でも保険料は3000円くらい。
これでヘッジできるリスクの大きさに比べたら、安いものです。
保険の説明はこちら。 (ここの会社を推薦している訳ではありません)
ぼくはこの古いマンションだけは、個人契約ではほとんどない限度額5億円の大型補償にしていますので、最悪マンションが崩壊して数人が・・・・という事態になっても、たぶん経済的には耐えることができます。
地震で崩壊した場合でも、震度と周囲の状況によっては、オーナーに賠償責任を命じられることがあるので、注意した方がいいと思います。
ちなみに、施設賠償責任保険の最も多い支払ケースは、共用部配管からの漏水です。
ただ、なぜか施設賠償責任保険は特約を付けないと漏水事故が保険金の支払い対象になりませんので、付け忘れのないように気をつけてください。
漏水の特約は、たった100円くらいで付けられます。
これだったらわざわざ特約にする必要もなく、最初から漏水オッケーの保険にしておけばいいのにって思うんですけどね。(-_-)