地震保険をどう改定するか?
2011年8月 6日 08:11
世間ではお盆休みっぽい感じが、少し出始めましたが、
こういうときこそ、頑張った時に差がでるものです。
ということで、明日は久々に売り物件を見に行きます。
たぶん買うのではないかと思います。
さて、前回の続きで、
「地震保険の請求が、不必要に増えないようにする」ためには、
どうしたらいいかについて書きます。
地震保険の引き受けが厳しくなって、
賃貸物件が、適用除外になってしまわないようにしたいものです。
支払いが激増した理由のひとつは、
インターネットなどによって消費者が賢くなったからですが、
制度的な欠陥としては、
・時期的に微妙(震災以前からのもの)でも、支払い対象になる。
・一部損と半損の支払額の差が大きすぎる。
・めちゃめちゃ簡単に、一部損の認定がされてしまう。
の3つに集約されます。
不正(またはそれに近い)請求をする人たちは、
人としてどうかと思いますが、
「誰も守らないルールは、ルールそれ自体が悪い」
というのも、また真実です。
水戸インターでいったん高速を降りるとかで、
料金をタダにするという裏ワザも、
そりゃ、簡単にできて罰則もないなら、やっちゃいますよね。
(ただし、保険金の不正請求は、
高速道路との事例と違って詐欺罪(10年以下の懲役)です。念のため。)
ここはもう、地震保険の商品改定を
するしかないと思います。
具体的には、
・一部損と半損の認定基準を、もっと厳しくする。
・半損と一部損との間にもうひとつ認定基準を創設する。
の2つで良いと思います。
いつ生じたか分からないようなクラックの、発生時期を特定するより、
認定基準を厳しくしてしまったほうが、簡単です。
だいたい、何の修理もしないで普通に住めてるのに、
「一部損」なんて認定されるから、不正が起こるのです。
保険料が激増して、全員が負担を強いられる前に、
地震保険による焼け太りが発生しない仕組みをつくるのが、
喫緊の課題だと思います。
こんなお怒り記事を書いてる不動産屋さんもいますね。(笑)
損保の基礎的な話は、この本で学べます。
自由国民社
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